2020年1月11日から12日にかけ、東京ビッグサイト(国際展示場)で行われた「東京eスポーツフェスタ」。これは東京都をはじめとする実行委員会が、eスポーツの普及と関連産業の振興を目的として開催したものである。
世界に比べて日本のeスポーツは遅れをとっているだけに追いつけ追い越せ。そんな気合いを感じるイベントだった──のだが、とあるブースで受けたマッサージがとにかく極楽で、私はゲームどころじゃなくなった。
・ポケモンGOで参加したものの……
会場に到着すると、太鼓の達人・パズドラ(パズル&ドラゴンズ)・モンスト(モンスターストライク)をメインに多くのブースが並んでいた。そして当編集部の目的はというと……
『ポケモンGO』
だったが、その詳細はレポート記事をご覧いただきたい。今回、私がポケモンやってる場合じゃなくなったのは……
マッサージのブースを見つけたからである!
・つい、やっちゃうんだ
何を隠そう私は三度の飯よりもマッサージが大好き。日頃のデスクワークで体はボロボロということもあって、「マッサージ」の文字を見ると脳汁が出るほど調教されている。
常日頃から会社近くの整体に通うだけでなく、月イチのタイマッサージ、暇さえあれば針までぶちこむ。そんな全身ボロッカス状態な私の前に……
4D電流!
神速筋膜リリース!
なんて未知なる言葉を書いたニンジンが置かれていたら、パブロフの犬になるのは自然な流れだ。どうやらプロゲーマーをサポートする的な触れ込みで出展していたようだが、そんなことはどうでもいい。目の前にマッサージがあれば、やる以外に選択肢はないのだから。
ちなみにブースでのマッサージはラクリスなるマシンを使ったもの。一見、どこにでもあるような感じだが、専用のクリームを施術場所に塗って……
これまた専用のグローブで触ってもらうと、高速で筋膜をリリースしてくれるらしい。なんでも、これらはeスポーツドクターが開発しており、解剖学的構造に沿った立体的施術を可能にしているんだとか。
……と書いたものの、難しい言葉を言われてもよく分からんから実際にやってもらった方が早いだろう。重要なのは気持ちいいか、そして効果があるか。肩&首・腕・目の3通りある施術から、まずは一番の悩みの種である肩をチョイスした。
担当の方から「随分とカッチカチですね〜」と自慢の右肩にお褒めの言葉をもらって施術スタート。前述したように、クリームを塗って電流が流れているか確認したのちグローブで触られる。すると……
あっ……
何コレ……
首を軽く触られているだけなのに……
自分の意思とは関係なく……肩が……
ビクンッビクンッ……!!
こやつはこれまで体験した電気治療とは違う。普通の電気はちょっとビリビリして気持ちこそいいが、結局は気休めになるかどうかで問題解決に繋がらない(※個人の感想です)。……だがしかし!
今回のラクリスは筋肉の「固まりの元凶」を根っこから刺激しているように感じる。施術前に「自然と筋肉が動くと思いますが、逆らわずリラックスしていてください」と言われ、正直「そんなに動かんやろ」と思っていたものの……
ああっ……
肩が勝手に……
と、漫画『北斗の拳』のアミバならあの世行きの流れだが、私の肩はトキに治療されたがごとく回復していくではないか。システムを理解しないまま、時間にして10分弱。重かった肩は一気に軽くなり、首回りもスッキリしたのだった。
ウソみたいに軽くなったことで気をよくした私は、腕と目のマッサージもやってもらうことに。そしたらば……
肩と首同様、ビリビリッとされたら短時間で痛みがとれていく。こんなマッサージ初めてだし、これは気持ちいいっ……!!
また、目の施術もスゴかった。閉じた目の前を軽く触れられると、電気の線が見えて砂嵐のような光景が広がっていく。そして視界が開かれると、不快感が取り除かれている状態になっているのだ。
こうして私はマンマン満足。個人的にピンズドな気持ち良さでスッキリしたため、同行していたP.K.サンジュンと亀沢郁奈にも受けるようススメたら……
恍惚っ……!
と思いきや……ビリビリが効いたのか……
苦悶の表情にもなっていた
ともあれ、2人とも気持ちよかったようで何より。マッサージ好きの私が極楽だと感じたので、普段からマッサージを受けている人ならばより違いが分かることだろう。
・これから先に期待
気になる値段だが、今回はイベント価格で500円。通常の値段は庶民の私からしたらちょい高め……普通のマッサージよりも気持ち……的な感じであった。とはいえ、1分1秒の時間が惜しい現代社会。この先、スピーディーな施術は主流になっていくような気がした。気持ちよくて回復も早かったし、もっと広まるといいなぁ……。