「なんじゃこりゃぁあー!!」と思わず叫ばずにはいられない、そんな “うどん” に遭遇した。商品名『白カレーうどん』の通り、色が真っ白なところまでは良しとしよう。問題はソフトクリームのように渦を巻いたナニかが乗っていることである。

そのビジュアルからは、 “カレー” どころか “うどん” らしさは微塵も感じられない。あの渦巻の下には、一体何が隠れているというのか!!? 意を決して食べてみたところ、そこに広がっていたのは優しく幸せな世界だった。

・真っ赤なお椀に白いうどんが映える

ネットで「白いカレーうどん」と検索するとちらほらヒットするが、今回食べたのは福岡空港国内線ターミナルビルに店を構える「博多やりうどん別邸 空港店」が提供している『白カレーうどん(税込950円)』だ。同店のイチオシは、槍に見立てたごぼう天を乗せた博多うどんであるにもかかわらず、店頭には白カレーうどんのポスターがドンと設置されている。

「どんだけ白カレーうどん推しなんだ!」と圧倒されながらも、注文しなければいけない気にさせられるから不思議だ。その勢いに押されるがまま、記者も注文。かすかに不安を感じながらも待つこと数分、真っ赤なお椀に奇麗に映える白い物体が運ばれてきたぞ。

・正体はジャガイモでした

この白いモノの下に、うどんが隠れているに違いない。えいやっと箸を入れると、一気にカレーの香りが広がる。ようやくカレーうどんの登場だ! 全貌が明らかになったところで、ほっと一息ついた。一先ずうどんは置いといて、まずは白いブツの正体を暴くことにしよう。

白いソレは、箸でつかめるほどには固形である。香りはそれほど強くなく、ふんわりと甘め。口に入れると、なるほど。正体はジャガイモだ。よく見ると、メニュー表に “マッシュポテトと生クリームのホイップ” と書いてあるではないか。見た目に動揺して、ちゃんと見てなかったぜ。 

・計算しつくされたひと椀

意外にも白いソレはあっさりしていて、単体でも十二分に美味しい。これをカレーうどんと混ぜて食べると……言わなくてもわかるよな。そりゃウマいわ。しかも、博多うどん特有のやわらか麺がカレーとホイップ状のポテトに合い過ぎるほど合う! 

一言であらわすと、バリうま。麺がやわらか麺であるからこそ、カレーとジャガイモのコンボにも耐えうるのだろう。味のコンビネーションの良さはもちろん、麺の優しさも程よく重くなりすぎることもない。計算しつくされた、ひと椀と言っても過言ではないだろう。

あまりに衝撃的なビジュアルなため、腰が引けて注文できない人もいるであろう『白カレーうどん』。気持ちはわかる。しかし、このうどんの本来の価値は中身にあるのだ。実際に口にすると、人生がひとつ豊かになること請け合いである。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 博多やりうどん別邸 空港店
住所 福岡県福岡市博多区上臼井348-1 福岡空港国内線ターミナルビル 3F
時間 07:30〜21:00

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼福岡空港内にある「博多やりうどん別邸」

▼お店は昭和47年創業とのこと

▼驚きのビジュアルをした白カレーうどん

▼カレーうどんと、白いジャガイモが混ざり合って美味しいぞ

▼紙エプロンもついているので服に飛び散る心配もなしだ