もうキミしか見えない……そんな瞬間が誰しもあるだろう。記者もつい先日、そんな場面に遭遇した。

京都駅に直結する、つくもうどんの『鶏卵カレーうどん』である。一面に広がる “黄身” の餡かけ、そしていりこ出汁の効いたカレー、そこに絡みつくうどん。一言で表せば最高! もうキミ以外愛せない!! 


・ゆっくり食べるも良し、立ち食いスペースもあり

JR京都駅構内、地下東口改札を出てすぐ「つくもうどん」がお目見えする。まっ黄色の看板が目印だ。


店頭の自販機で『とり天鶏卵カレーうどん(税込890円)』の券を購入。こちらはスタンダードな『鶏卵カレーうどん(690円)』にとり天がプラスされた、贅沢過ぎる一品だ。

看板にもあるように同店は長崎県九十九島産のいりこなどを使って取った出汁がウリで、なるほど入店するとそこかしこにいりこの山が見える。

店員さんに券を渡し、待っていると『とり天鶏卵カレーうどん』が登場だ。めっっちゃ黄色いぃぃぃぃー!! うどんで、こんな贅沢な卵の使い方ってある? 


紙エプロンを受け取り、さっそく席に着いていただきます! ちなみに席は複数人でゆっくりと座って食べられる低めのテーブルタイプと、サッと食べたい際に便利なひとり用の高さのある椅子、そして立ち食いできるエリアと3つのパターンがあった。

さほど広い店内ではないが、その時の状況によって使い分けられるよう工夫されていて良いなと思った次第である。


・白米が付いて来る

しかし改めて目の前のうどんを眺めると、モリモリっとしている。卵を溶かしたカレー出汁が椀の淵ギリギリまで並々と注がれており、うどんの姿が見えない。


よいしょっとレンゲですくうと、どうやら3層になっている模様。まずは卵たっぷりのカレー出汁、そしてうどん、下にはより濃いカレー出汁が敷かれている。

まずはいちばん上の出汁をすすってみると、和風のいりこ出汁とカレーの相性が抜群。そしてなにより卵が良い仕事をしていて、まろやかさとチュるんとした喉越しを作り出している。

これは是非ともうどんとに絡ませて食べなければと箸で出汁をかきわけ、麺を探すもののなかなか見当たらない。それ程にたっぷり出汁が入っているのだ。


ようやく掘り起こし、麺と出汁とを一緒に食べる。ねっとりとした鶏卵カレー出汁が、シンプルな旨味のうどんとよく合う! これは激ウマ!!!! 


一番下の層の濃い目のスパイスが効いた出汁は底に溜まっているので、頑張って全部をぐるっとかき混ぜながらすするのがオススメだ。トッピングのとり天をカレー出汁に浸すと、これまた美味しい。


食べても食べてもなかなか減らないボリューム感も嬉しいではないか。ひと椀でなんと満足度の高いうどんだろう。しかし、喜ぶのはまだ早い。

こちらのうどん、小ぶりの椀に入った白米が付いて来るのだ。ここから先はお察しの通り。食べ終えたうどんの椀に残ったカレー出汁を、白米にかけて食べるべし!! 


たったひと椀で何度も違う味を楽しませてくれる、それが『とり天鶏卵カレーうどん』だ。そして、お腹いーっぱいになるところも幸せポイント。 

年中無休で朝6時から開いているので、気合を入れて京都観光や会社や学校に向かいたい際などにもオススメだ。キミでいっぱいの『鶏卵カレーうどん』ご賞味あれ!!!! 

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 つくもうどん 塩小路本店
住所 京都府京都市下京区東塩小路町901 JR京都駅構内
時間 月~金・06:00〜23:00(L/O22:30)、土日・06:00〜22:30(L/O22:00)

参考リンク:つくもうどん
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼『鶏卵カレーうどん』が目玉の、京都はつくもうどん。色いろなうどんがあります

▼並々に注がれている鶏卵カレー出汁が嬉しい

▼出汁の中には肉やタマネギなどの具も入っています

▼たっぷり目に出汁が残るので……

▼白米をドボンしちゃいましょう! 

▼美味しかったー!! 

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