今やローソンを代表する人気商品となった『悪魔のおにぎり』。聞くところによると、2018年10月発売以来のシリーズ累計販売数は5600万個を超えるらしい(2019年9月末時点)。そう、マジで悪魔的な売り上げを記録しているのだ。
そして本日2019年10月15日、『悪魔のおにぎり』に新しい仲間が加わった……のだが。ハッキリ言って今回は問題作である。結論から言うと『悪魔のおにぎり』さん、とうとう “おにぎり” ですらなくなってしまった模様です。以下で詳しくお伝えしよう。
・悪魔シリーズ新商品
本日発売の新たな悪魔を出迎えるべく、最寄りのローソンへ走った私(あひるねこ)を待っていたのはいつもの光景だった。おにぎりコーナーに並ぶ、あのやたら目付きの悪いタヌキのイラスト。いまだになぜコイツが悪魔シリーズのマスコットづらをしているのか理解に苦しむのだが……ん?
悪魔の、おはぎり……?
・おはぎりだった
なんとそこに陳列されていたのは、『悪魔のおにぎり』ならぬ『悪魔のおはぎり(税込140円)』だったのだ。即座に「コンビニ大手ローソン、誤植により商品回収へ」という見出しが頭を駆け抜けるも、もちろん誤植ではなくガチである。ガチおはぎりである。
・買ってみた
いよいよ自らのアイデンティティまで放棄してしまった狂気のマッド新商品。その実体はさらなる狂気を帯びているため注意が必要だ。ではまず開封して中身を改めよう。お皿の上に出してみると……マ、マジかよ……!
きな粉がまぶされてやがる……!!
・いきなりカマしてくる
いや、おにぎりにきな粉て! まさに悪魔! 悪魔の所業でござい!! 私自身、きな粉自体は嫌いではなく むしろ好きな部類に入るものの、少しくらいTPOをわきまえたらどうなのか? しかし、これこそが『悪魔のおはぎり』たる理由なのだ。さあ、お次はナイフ入刀よ!
\ ザシュッ!! /
次の瞬間、手ごたえでハッキリ分かったよね。あ、コイツただの米じゃない。もち米だ、って。きな粉、そしてもち米……。そろそろ皆さんにも『悪魔のおはぎり』の正体が見えてきたのではないか。
・中身に注目
分からないという人も、おそらく中の具を見ればピンと来ると思いますよ。ええ、そうです。粒あんです。きな粉がまぶされた もち米の中に、粒あんが入っているわけですね。そこから導き出される回答は? 正解おはぎです。本当にありがとうございました。
・まさかの和菓子
そう、『悪魔のおはぎり』の正体はなんと “おはぎ風おにぎり” だったのである。まあそこまで行ったら “おはぎ風” じゃなくて ただのおはぎだから、商品名も潔く『悪魔のおはぎ』でよくね? なんてことを思ってしまうが、実際に食べてみるとこれが純粋におはぎとも言い切れない。
もち米を加えたご飯にはきな粉のほか、黒ごまもまぶされており、そのせいか食べた瞬間の印象は普通におにぎりなのだ。が、食べ進めると中から粒あんやら小豆が出てきて、一気におはぎ感が加速し始めるのである。これもうどっちか分かんねーな。
・悪くない
とは言え、甘さが控えめなこともあって、おにぎりとして割とアリになっているのは予想外だったぞ。自分が何を食べているのか混乱する瞬間もあるにはあるのだが、味自体は決して悪くないと言えるだろう。さすがローソンが誇る人気シリーズ。ヘビロテするかは別としても、食べてみる価値はあるんじゃないか。