かたちあるもの、いつかは壊れる。そんなことは分かっていたが、ついに、ついに……つい先日、6年も使い続けてきた伝説のコスパ最強掃除機「ツインバード TC-E123型」が壊れたのだ! だが私は悲しみよりも、「本当にお疲れ様でした……!!」という気持ちでいっぱいだった。
よくぞ6年間もがんばってくれた。こんなにタフで最強な掃除機、ほかにない。そして私は迷いなく、Amazonで新しい掃除機を即ポチした。選択肢はひとつしかない。当然、「ツインバード TC-E123型」である。
商品が到着するや否や、
即刻開封!
即刻組み立て!
なんという光沢……!!
なんという白さ!!
まるで使い込んだ初代ファミコン本体のように黄ばんだ本体からは、“6年間” という時の流れを深く感じた。いろいろあった。いろいろ……。
だが、いつも最高の仕事をしてくれた。文句も言わず、ホコリもチリも、そして辛い思いも、フゴーーーーという音と共に、強烈サイクロン吸引してくれた。本当に感謝している。合掌。墓を建てたいくらいの気持ちだ。
──と、思い出に浸りながら両者を見比べていたところ、微妙な違いが数点あることに気がづいた。まずは……
電源ヒューズが5A → 3.5Aに変更されていること。これが何を意味するのかはよくわからないのだが、とにかくヒューズの容量が変わっていた。
そして……
スティックの棒が、ザラザラした材質になっていたこと。これは単純にカッコイイ。以前のツルツル棒よりも高級感が増した気がする。
さらに……
電源プラグの首元が、断線しにくい構造になっている! これはグッド。非常にグッド! 断線対策をしてくれているのは最高にグッドである。というのも……
以前に使ってたバージョン、本体側のコードの根本カバーが、ずっぽり抜けていたのよね……。新バージョン、本体側の断線対策もしてあれば良いなァ〜なんて思いながら、電源ONして掃除してみたところ……
うわああああああ!
す、すごい……
まるで新車……
圧倒的新車感!!
大げさではなく、本当に「新車の車(またはバイク)」を運転している気持ちになった。6年間も使った掃除機と、新品の掃除機とでは、こうも使い心地が違うのかっ……ってくらいに “新車” の感動がそこにはあった。
もちろん吸引力は「さすがTC-E123型!」と納得のサイクロンパワー。いいや、当たり前だが、前のよりも吸引パワーは確実に強い。マメにメンテしていれば、また6年くらいは頑張ってくれることだろう。本当にお疲れ様でした旧TC-E123型。これからよろしくな新TC-E123型。
参考リンク:ツインバード工業「TC-E123SBK」、Amazon
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.