ひとつ予言させてほしい。7月23日、東京ディズニーシーで大きな拍手が鳴り響き、そしていくつもの感動の涙がこぼれることだろう。

7月23日(火)に、東京ディズニーシーで新アトラクション『ソアリン』がオープンする。機会に恵まれ、その『ソアリン』を一足先に体験してきたのだが2度も泣いてしまった。なぜならそこで、ディズニーがずっと大切にしてきた “イマジネーションの無限の可能性” と出会えたからだ。

・そもそも新アトラクション『ソアリン』とは?

簡潔に説明するとソアリンとは、イマジネーションがいざなう空の旅を体験するアトラクションである。といっても、ピンとこないと思うので、ソアリンを理解するうえで欠かせない “カメリア” という一人の女性について説明させていただきたい。

1801年にこの世に生を受けたカメリアは、幼い頃から空を飛ぶことに魅了され、生涯を通して飛行の研究に打ち込んでいた。そして仲間たちと共についに不思議な空飛ぶ乗り物 “ドリームフライヤー” を完成させる。

我々ゲストは、カメリア生誕100周年を祝う特別な博物館に足を踏み入れ、ドリームフライヤーを予期せぬ形で体験するというのがソアリンのおおまかな内容である。このソアリンでの空の旅が本当に素晴らしく、ディズニーマニアである私は2度涙した。

・1度目の泣いた理由:カメリアの空への想いが伝わってきたから

ドリームフライヤーに乗り込み大空へ飛び立った瞬間、私は思わず「うわぁあ!」と驚きの声を上げてしまった。なぜなら今まで体験したことのない “空を飛んでいる感覚” が全身を駆け巡ったからだ。

ほのかに冷たい上空の風が頬をなで、なんとも形容しがたい風の香りが鼻をくすぐる。そして目の前には、空からでしか見られない絶景の数々。

そうか、これがカメリアが生涯を通して愛し続けた空の世界だったのか。なんて壮大で、なんて美しいんだろう。そう思った刹那、感動の涙があふれ出てきた。

今なら分かるかもしれない。なぜ人類は、なぜカメリアは空を飛ぶということに魅せられ、とてつもない量の情熱を注ぎ込んできたのかが。ソアリンは単なる宙に浮く感覚を味わうアトラクションではない。人類が空の飛行に抱いていた夢とイマジネーションの美しさを体験するアトラクションなのである。

・2度目の泣いた理由:ウォルトの思い描いていた世界が見えたから

ソアリンは、ドリームフライヤーを通して様々な世界へと私たちを連れて行ってくれる。自然の脅威と偉大さが広がる世界、人類の歴史を体現する建築物が立ち並ぶ世界など、想像を超える景色が次から次へと目の前に現れる。

そして最後にイマジネーションあふれる夢と魔法の世界に飛び込んでいくのだが、このときディズニーの生みの親であるウォルト・ディズニーの存在を感じずにはいられなかった。

ウォルトが思い描いていたイマジネーションの世界がここにある。時を超え、場所を超え、ウォルトの夢見る力が今でもたくさんの人たちを笑顔にしている。そう考えたら、ディズニーマニアとしては泣かずにはいられなかった。

いかがだっただろうか? 私の目を通してで大変申し訳ないが、新アトラクション『ソアリン』の魅力が少しでも伝わっただろうか?

ディズニーに興味のない人でも、ぜひ一度このアトラクションを体験してほしい。ソアリンに乗れば、きっと空への見方が変わる。もっと愛おしく、もっと雄大に感じるだろう。

そう、カメリアもウォルトもそうだったように、イマジネーションがあれば世界はもっともっと美しく見えるのだ。

Report:田代大一朗
Photos:RocketNews24.

▼東京ディズニーシーの新アトラクション『ソアリン』を一足先に体験しにきたぞ~! 正式オープン日は7月23日(火)

▼『ソアリン』のキャスト(スタッフ)さんの衣装、可愛い♪

▼ソアリングッズもいっぱい出てます

▼やっぱりおすすめは、パイロットミッキーのぬいぐるみバッジかな!

▼ポップコーンバケット(ポップコーン入りで2000円)もあるぞ

▼キュートなギミック付き♪

▼ソアリンをイメージしたタピオカジュースも登場。ライチータピオカ “ファンタスティック・フライト・ドリンク”(450円)

▼パイナップル味のチュロス “ファンタスティック・フライト・チュロス”(400円)

▼見た目が青いけど、味は大丈夫なのか?

▼ほどよい酸味があり、ウマッ!!

▼ソアリンにちなんだコース料理まであるのだ! 「シェフのおすすめコース ガリオン」(8900円)

▼あまりの美味しさとレストラン「マゼランズ」の高貴な雰囲気とが相まって、危うく昇天しそうに……

▼よ~し、腹ごしらえも済んだし、ソアリンに乗り込むぞ! ソアリンへのガイドは “そらだ とぶぞう” という怪しいキャストさんが担当してくれた。本当にこの人で大丈夫?

▼この女性がソアリンの主役である “カメリア・ファルコ”。彼女の空へのアツき情熱と飽くなき好奇心には、ただただ敬意しかございません

▼アトラクション入口では、カメリアの相棒であるハヤブサ “アレッタ” の像が我々を出迎えてくれた

▼さらに奥に進むと、ソアリンの舞台である博物館のオープニングセレモニーを描いた絵画が。黄色いドレスの少女が幼きカメリアで、真ん中でテープを切っているのがお父さんのチェッリーノ・ファルコだ

▼博物館の案内所に置かれた来館者リストらしきものに「ゼノ・ザンビーニ3世」という名前が! これはもしやディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで商売していたザンビーニ兄弟の親族!? こういう細かいストーリーがマニアにはたまらんとです!!

▼ちなみにアトラクションまでの道のりのなかで、3つの隠れミッキーを見つけたぞ。きっと他にもあるはずだから、みんなも探してみてね♪

▼博物館「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」は、人類の空への想いを示す展示物でいっぱい

▼ひとつひとつにストーリーがあり、ついつい見入ってしまうわ~

▼”そらだ とぶぞう” さんいわく、すでに亡くなっているはずのカメリアさんの姿が見えたり、声が聞こえたりすることがあるらしい……

▼この後、カメリアさんと本当に会えたぞ! 彼女の想いは時を超え、今もここで生きていた!!

▼カメリアさんとの出会いの直後、ついにソアリンに乗るときがやってきた

▼なんじゃこりゃーーーーッ! マジで空を飛んでるやん!!

▼なんて気持ちのいい風なんだ! そしていろんな香りもする!!

▼「これがカメリアさんやウォルトが思い描いていたイマジネーションの世界なんだ」と思うと、自然と涙がこぼれてきた

▼この “イマジネーションのなかを空飛ぶ感覚” は一生忘れらないと思う

▼アトラクション出口の壁画には、ゲストを明日へと送り出す素敵な言葉が

▼”そらだ とぶぞう” さん、最高のガイドをありがとうございました! 僕もカメリアさんの大ファンになりました!

▼そうだよなあ、見上げれば、たくさんの人たちの夢が詰まった大空がそこにあるんだよなあ

▼空がもっと好きになる『ソアリン』、ぜひ!ぜひ!みんなも体験してみてくれよなッ!!