かけるだけでご飯を美味しくする「ふりかけ」。星の数ほど商品があるが、今回はその中でもテレビやネットで話題の超高級ふりかけ『思わず舌鼓 口どけ』を購入してみたので、感想をお届けしたい。

公式通販サイトだと、満足できなかった場合は返金も受け付けているこの商品。気になるお値段は1缶30グラム入りで……5000円ナリ! メチャ高価だが、そのお味はいかに。

・4〜5カ月かけて仕上げられたカツオ節を使用

『思わず舌鼓 口どけ』は静岡県に工場を構える「小林食品」のカツオ節を使ったふりかけである。今回は「静岡うまいもの楽天市場店」にて1缶30グラム入り6480円(送料・税込)の商品を購入した。

届いた袋の中身を確認すると、箱、紙袋、カタログ、商品説明を記した挨拶状が入っていた。

カタログなどによれば、一般的なカツオ節の製造期間は約30日間のところ、同商品に使用されているのは4〜5カ月もかけて仕上げられた「本枯節血合抜き」という特別なカツオ節とのことだ。

また、削り節職人が手作業で機械を調整することで0.01mmという薄さを実現。さらには口溶け感を出すため、秘伝のたれを優しく吹き付けた後、ゆっくりほぐして乾燥させてからふるいにかけているという。とにかく手間暇かかったふりかけのようだ。


箱の包みを開けてみたら……



箱には鮮やかな鶴の絵が描かれていた。箱の中には……



缶が入っていた。そして缶の中には……


アルミ袋が入っていた。まるでマトリョーシカのような包装だが、こうしてなかなかふりかけに辿り着かないところがワクワク感を高めるぞ。さらにアルミ袋を開封すると……


5カ月かけて作られたふりかけとご対面!!



そのまま味わってみると……


ほぅ、確かに普通のカツオ節とは違うエアリーな口どけだ。ガツンとくるようなインパクトはないが、凝縮されたカツオの味わいに加えて、ほのかな甘みと生姜の風味がスーッと味覚に染み込む。これはきっとご飯にかけたらウマいはず。ということで、実際に食べてみたところ……

やっぱりウマいッ! 一般的なふりかけにあるようなカリカリ感やカツオ節独特のエグ味は無く、まろやかで上質な旨味がご飯と一体になって口の中に広がった。

・ご飯にかけて食べるのが最も分かりやすい

せっかくなのでメーカーオススメの「海鮮ちらし」「エビマヨ」のほか、カツオ節トッピングの定番「冷奴」「たこ焼き」「うどん」などにもかけて味わってみたら……

なるほど、「エビマヨ」や「たこ焼き」はもともと味が濃いので変化がわかりにくいが、全体の旨味が底上げされ味が濃くなったような印象。また、海鮮ちらしや冷奴は醤油をかけなくてもイケる味になった。そして、やはり最もウマさが分かりやすかったのは、ご飯との組み合わせだった。

話題の超高級ふりかけ『思わず舌鼓 口どけ』は、確かに上質な味わいが感じられる一品といえるだろう。コスパは高くないものの、特別感がハンパないので贈り物にすると喜ばれそうだ。興味のある方は、まず自分の舌で本当に “思わず舌鼓” をうつ味かどうかを確かめてみてはいかがだろうか。

参考リンク:静岡うまいもの楽天市場店、小林食品「思わず舌鼓」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.