時は令和、世は乱世。「富士そば」「ゆで太郎」「小諸そば」の御三家が圧倒的勢力を誇る中、「本家しぶそば」や「嵯峨谷」など新勢力も台頭する東京は、まさに立ち食いそばチェーン戦国時代である

そんな中、また新たな高コスパチェーンに出会った。その名は「そば新」。石臼挽きのそばを武器に天下を己が手中に収めんと湯切りする。激動と動乱に満ちた儚き無情の世界で、その目に映るのはいかなるものか

・学生にも嬉しい価格設定

蒲田、自由が丘、御茶ノ水、新富町、そして西川口の「天亀そば」と、関東に数店舗を出店するこのチェーン。今回私(中澤)が訪れたのは「そば新 蒲田西口店」だ。

雑多な工学院通り商店街を歩いていると、「石臼挽き蕎麦とこだわりのだし」の文字。「親子丼セット(税込490円)」「カレーセット(税込480円)」など、セットの価格設定が安いのも学生には嬉しいところだろう。

・ルール

入店してすぐの券売機を見たところ、そばは「石臼挽き券(税込60円)」を購入することで石臼挽きに変更できるようだ。大盛の場合は、石臼挽き券を2枚購入する必要がある。

ただし、元から石臼挽きのそばメニューもある模様。「石臼挽き冷やし山菜おろしそば(税込520円)」のように、メニュー名に石臼挽きと書かれているものがそれだ。私は「石臼挽き特もりそば(税込560円)」を注文。

・山

通常の特もりそばが税込490円なので、石臼挽き券2枚分を足しても610円のはずだ。それが560円になっているところにちょっとしたお得感を感じたためである。だが、出てきたそばは “ちょっとした” どころではなかった……


山!


ただの山!!

……これ食べきれるかな? お腹が空いている時、自分のお腹を過信してしまいがちな私。早くもちょびっと不安である。ところが……

ウンマッ


食べてみたところ、そばがめちゃくちゃウマイ! コシがあり、のど越しがとても爽やか。スルッとのどを通る感覚には心地よさすら覚える。キレキレや。本当にチェーンなんだろうか? というか、本当に立ち食いそば屋なのか?

・トップレベルのコスパ

さらに、甘めのつゆにも個性がにじみ出す。通常のつゆが普通の醤油とするなら、ここのつゆはまるでたまり醤油。コクのある濃厚な甘辛さがキレのあるそばに絡んで、いくらでも食べられる! あまりのウマさに余裕で食べきることができた。この質と量で560円ってマジかよ……!!

View this post on Instagram

爆盛り! そばの山!

A post shared by 中澤星児 (@seiji_nakazawa) on

これまで食べ歩いた171店の立ち食いそば屋の中でも、トップレベルのコスパであるこの店。24時間営業なので、飲み会の締めなどにも良い。群雄割拠の立ち食いそばチェーン戦国時代。明日を目指して石臼を回す「そば新」は乱世を制することができるのか?

・今回紹介した店舗の情報

店名 そば新 蒲田西口店
住所 東京都大田区西蒲田7-1
営業時間 24時間営業
定休日 無休

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼つゆのお替わりが徳利で添えられてくるのも嬉しい

▼食べ終わった後のそば湯割りがまたウマイ!