どうやら本場ではピザを揚げるらしい。イタリアのミラノで大人気の包み揚げピザ専門店「IL PANZEROTTO(イル パンツェロット)」、その日本初上陸店が東京・代官山にあるという情報を入手した時、筆者は初めてパンツェロットと呼ばれる包み揚げピザの存在を知った。
しかもお店のHPによれば、パンツェロットはイタリアの代表的な家庭料理で、日本で言うおにぎりのような存在らしい。おにぎりに匹敵するって……つまり神旨(かみうま)ってこと? 少なくとも筆者はおにぎりという食べ物を神だと思っているのだが……イタリアの家庭の味が気になりすぎる。
・パンツェロットとの対面
そんなわけで、実際に確かめるべくお店に向かった。代官山駅からほど近い位置に「IL PANZEROTTO」を発見。
同店は2019年1月にオープンしたばかりだという。そのおかげでパンツェロットを知れたので感謝しかない。オープンの数だけ出会いはある。
そしてメニューの数だけ幸せはある。店先の立て看板には、モッツァレラチーズにトマトソースを合わせた「CLASSICO(500円)」、サーモンやクリームチーズの入った「SALMON(650円)」など、さまざまなパンツェロットの写真が載っていた。見慣れぬ光景ではあるものの、とても美味しそうだ。
どのパンツェロットにしよう。揚げられたピザの写真を眺めながら悩む時間は異様に楽しかった。スタンダードな「CLASSICO」を食べてみたいが、「SALMON」も実に気になる。
などと考えていたら、さらにその隣の看板にまさしく「サーモンがお勧め」と書かれていて、ときめきを感じた。こういうときめきを大事にしていけば生活にハリも出るだろうと思い、「CLASSICO」と「SALMON」の両方を頼むことに。
店内には作り置きの商品が並んでいたが、5分から10分程度待てば、揚げたてのものを提供してもらうこともできるそうだ。パンツェロットのフルポテンシャルを味わうためなら、筆者の5分から10分など掃いて捨てられる。
迷わず揚げたてコースを選び、地下のイートインスペースで待つ。ちょうど10分ほど経った頃に、店員さんが袋に入ったパンツェロットを運んできてくれた。まずは「CLASSICO」の方を取り出す。
普通の平たいピザと違って、包み揚げピザは膨らんでいて立体感がある。マクドナルドの三角パイのようでいて、餃子のようでもある。だいぶおぼつかない比喩だが、実際に見るとそんな感じだ。
ナイフとフォークが用意されていたので、それらを使ってパンツェロットに切れ込みを入れる。
すると、中からピザのチーズがトロッと漏れ出てきた。全身を「あっ、これイイ……」が駆け巡る。普通のピザではできない体験だ。
切り進めるごとに、どんどんと湧き出てくるチーズ。筆者の「今日のハイライト」を作るとしたら、確実にこのシーンが入る。
具材があまりこぼれないうちにパンツェロットを手に取ると、チーズが糸を引いて伸びる。立て続けに「今日のハイライトその2」が来た。
我慢ならずにパンツェロットにかぶりつく。アツアツの生地はサクサクというよりモッチリしていて、ほどよい塩気が効いていた。そのすぐあとに、とろけるチーズの濃厚さとトマトソースの旨味が広がり、生地と具材のコンビネーションにあっという間に魅了される。
具材が生地に閉じ込められていた分、普通のピザよりも風味豊かに感じる。そして具材に負けないほど生地も香ばしく、しっかりと味があり、そのおかげで全く飽きが来ない。夢中になって食べ進めるうちにパンツェロットは半分になり、4分の1になり、気づけばなくなっていた。
間を置かずもう1つの「SALMON」を取り出し、ナイフで切る。細かく刻まれたサーモンがお目見えするや、その香りがふわりと解き放たれた。テイストが変わったことで食欲が刺激される。先ほどと同じようにかぶりつく。
脂の乗ったサーモンとクリームチーズのまったりとした味わいには、「CLASSICO」とは別の濃厚さがあった。しかし共通している部分もある。中毒性の高いモチモチの生地、ぎりぎりしつこくならないところで踏みとどまる風味は、依然としてこちらを虜にし続けている。
パンツェロット……間違いなく神旨(かみうま)だ。もともとイタリア南東のプーリア州というところで生まれた料理らしいが、そこから全土に普及し、家庭料理にまで登り詰めたのも納得である。人を引きつける美点がいくつもある。「今日のハイライト」、3つ目以降はもう数えていない。
・パンツェロットに抱く予感
今回は空腹を満たす意味もあって2種類のピザを頼んだが、小腹が空いた程度なら1つだけ食べるのもいいし、あるいはイートインではなく、テイクアウトして食べるのもいい。気軽に楽しめる新たなピザとして、今後は日本でも愛好者を生んでいくだろうという予感がある。
興味を持った方には同店に足を運ぶことを全力でお勧めするが、その際、時間に余裕があれば出来立てのものを頼んでみてほしい。フルポテンシャルのパンツェロットは、あなたの「今日のハイライト」も間違いなく作り出してくれるはずである。
・今回紹介した店舗の情報
店名 IL PANZEROTTO(イル パンツェロット)代官山店
住所 東京都渋谷区代官山町20-9
営業時間 11:30~20:00(L.O.19:45)
定休日 無休
参照元:IL PANZEROTTO
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.
▼本場でも大人気の包み揚げピザ、パンツェロット
▼ナイフで生地を切るとチーズがトロリ
▼神旨でした
西本大紀












【グルメ】デカすぎィィィ! ミラノ最強ピザ『スポンティーニ』が日本上陸 / 直径50cm 大迫力の極厚ピザにノックダウン寸前な件
業務スーパーの「イタリア直輸入・包み焼きピザ」が手軽なのに本格的 / 生地がモチッ、チーズがトロ〜ン!
【イタリア人もビックリ】ピザかと思ったら、チータラだったでござる
【悲報】ピザハットの「飲めるピザ」が全然飲めなかったでござる / ただしめっちゃウマい
【冷食】レンチンで食べられる「ドトールのピザ」を実食 → 見ちゃいけないものを見たかと思った
ダイソーの「オフロードラジコン」が予想以上に遊べる! 分解したら無限の可能性まで見えた【100均検証】
オワタ! 先生が最後に落としていった爆弾! 四コマサボタージュFB第80回「どうやらオレは留年するらしい…」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2101話目「エルフの森の変化㉙」
アシェット「ピーナッツミニチュアタウン」のコンプリートを目指したら、2号目で早くも詰みかけた話
銀座にオープンした1万3200円の超豪華食べ放題『銀座四海』がすごかった! タラバガニ・A5和牛・北京ダックなど150種類以上!!
【女ひとり飲み】定食なしで2000円ちょうど!「やよい軒」を酒場として利用した正直な感想
ドンキの「客にダメ出しされた商品」は本当に改善されているのか? イヤークリーナーの新旧で確かめてみた結果
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2098話目「エルフの森の変化㉖」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2095話目「エルフの森の変化㉓」
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2096話目「エルフの森の変化㉔」
5年間洗っていない黒リュックを「オキシ漬け」した結果…ドブ水みたいになってゾッとした
生まれて初めて「アパホテル」に泊まったら部屋が狭すぎて逆に落ち着いた
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 2072話目「ヤマダの選択㉒(完)」
アパホテルで人生初の「ビジホ飲み」をしたら自宅より圧倒的に快適だった
【本日発売】「ローソンの福袋」(2160円)があまりにパンパンに詰まってて、持って帰るのちょっと恥ずい
中国「渡航自粛要請」から2週間が経った京都市内「祇園」「清水寺」「錦市場」の様子を見に行ってみた
黄ばんだスマホケースを『オキシ漬け』したらこうなった / TPU素材の変色は復活するのか?
【青切符】4月から自転車新ルール! ヘルメット9種比較
「秋刀魚は焼くんじゃなく茹でろ」ってSNSでバズってたから “焼き” と “茹で” を食べ比べてみた → ワタの味が変わってる!
【盲点】韓国No.1バーガー店の「焼いもチーズピザ」に感心した! ピザはまだ進化できる可能性を秘めている
サイゼリヤのミラノ風ドリアみたいな料理がイタリアにも存在するらしい → 食べに行ってみた
【ギネス認定】長さ約1.85kmのピザがイタリアで爆誕! トマトは1600kg!! 小麦粉とチーズは各2000kgッ!!
ドミノピザから「頭がおかしくなりそうなピザ」が発売されていたので食べてみた / 驚異の新ジャンル “バーガーピザ”
ピザハット「ごはんピザ」全9種を食べてみた! 世界よ、これが日本のピザだ
ピザ大国ブラジルでは一体どんなピザが人気なのか? 日本のブラジルピザ専門店に聞きに行ったら最強が出てきた / 群馬県大泉町「ピザ・クイーン」
もう「ピザデブ」なんて言わせない! サラダ専門店が手掛けるカスタムピザ屋『アールピザ』が六本木ヒルズに登場!!
【お得過ぎ】SNSで噂の「ドミノピザ食べ放題」に行ってみた / 頼むべきコースと3つの注意点
騙されたと思ってやってみろ! ピザハットの「トッピング全部抜きピザ」が猛烈にウマいぞッ!!
ピザハットの梅まみれの新商品「超新星☆ウメゲリータ」を食べてみた /「業界初の挑戦」に対する忌憚なき感想
【衝撃】ガストの『恵方ピザ』が恵方巻要素ゼロでびびった → 担当者に「なんでこんな名前つけたのか」聞いてみた結果