朝の時間をいかに充実させるか。これで1日の充実度が決まる……と個人的には思う。以前は、「夜更かしをして昼過ぎまで寝てなければ生きている意味がない」くらいに考えていたのだが、ここ最近は「早朝から動く生活も悪くない」と感じるようになった。

それはさておき、そんな私がやってみたいことは花見をしてからの出社。それもオフィスの近くで花見とかではなく、自分の地元(京都)で花見をしてから東京のオフィスに出社したい! ……と思っていたら、先日偶然にも実践する機会があったので紹介しよう。

・遅くとも11時までに出社

新元号「令和」の発表に伴い、新元号の割引サービスを受けるために東京から大阪へやってきた私(和才)。大阪市内を歩きまわっていたら新幹線の終電が終わったので、その日は京都の実家に泊まることにしたのだ。

翌日は、10時前後に出社したい。遅くとも11時までに東京のオフィスには出社しなければ。なお、当編集部はそれぞれ取材などがあるため、出勤時間が決まっているわけではない。しかし今回は取材でも何でもなく単なる花見なので、多少遅れるにしても11時までだろう。

そのためには……明日は5時頃に起きて、6時くらいから1時間ほど花見をして、8時過ぎに京都駅に着いたら……何とかなる?


──と考えながら眠りについたのだが、朝起きたら7時過ぎだった。いかん。花見してたら時間がない。しかし、どうしてもやりたい。これをやらないと東京に帰れない……。

と悩んだ末に決行を決意。朝ごはんを食べたあと、個人的に懐かしい花見スポット(淀川の背割堤)に到着した。


すると……


人が全然いない!


桜はそこそこ咲いているのに……

桜の時期はいつも激混みなのに……

朝(8時過ぎ)だからか……

人がほぼいない!!

したがって……

マジで快適!

1人で花見してるけど……

そんなの関係ない!

マジのマジで快適!

なにせ……

桜を独り占め!

いつもは人がいるのに……

今日は自分だけのもの!


こんなときに……



仕事してる場合か……!



会社行ってる場合なのか……!?



どうなんだぁぁぁあああああ……!?


──という気持ちになった結果、京都駅の到着が予定より大幅に遅れ、9時35分に京都発の “のぞみ” に乗車

東京・新宿のオフィスに着いた時間も、これまた予定より遅れて12時過ぎだった。


・結論

まとめよう。朝に京都で花見をしてから東京のオフィスに出社するのは、理論上は可能である。時刻表を見ると、京都駅を6時14分に発車する “のぞみ” に乗れば東京駅の到着は8時23分(2019年4月5日時点)。


まあ、「8時までに会社に行かなければいけない」とか、「会社が東京駅から遠い」という場合は厳しいだろうが、何とかなる人も多いかと思う。ただし……!

実際にやってみて気づいたのは、早朝の京都は比較的人が少ないためマジで快適だということ。特に、花見シーズンの京都の混雑っぷりを知っている人なら天国かと思ってしまうはずだ。

そうなったら最後、「この状況で職場に向かうなんてもったいない」とか、「これを楽しまないと人生損している」という気持ちになって、出社時間がズルズルとずれ込んでしまう可能性は高い

したがって、朝だけ花見をするなんてセコいことはせずに、その日は丸々1日会社を休み、朝から晩まで楽しむのがいいだろう。検証結果は以上だ。

参考リンク:JR東海「東海道・山陽新幹線の時刻表 のぼり」(PDF)、Yahoo路線情報
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.