アイドルグループ「NGT48」の山口真帆さん暴行事件から3カ月半。昨日2019年3月21日、ついに第三者委員会の報告書がサイトで公開された。その内容は「メンバーがファンと繋がりがあった」事実を伝えている。

そして、本日、運営であるAKSが報告書と今後の対応を説明する記者会見が開かれているのだが……その記者会見の裏側で、NGT48活動休止中の菅原りこさんが2カ月半ぶりにTwitterを更新しているためお伝えしたい。

・第三者委員会の報告書

第三者委員会の報告書では、ファンとの私的なつながりのあるメンバーがおり、山口真帆さんの居場所を教えたという事実がハッキリ記載されている。

AKSはこの報告書を受け、メンバーとファンとのつながりは「特定のファンを優遇する行為として不適切」としつつも、これまでは「事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった」として不問にするという旨をサイトで発表。その方針についての記者会見が本日行われているわけだ。

記者会見では、NGT48の活動継続や、ファンに居場所を教えたメンバーの行為を不問にすることが改めて説明されているが、そんな説明会の裏側で動きがあった。現在、NGT48の活動を休止している菅原りこさんが2カ月半ぶりにTwitterを更新したのである。その内容は以下の通り。

「ただ真面目にアイドルをしていただけなのに…
皆さんの笑顔が見たいだけなのに…

悲しい…」


──なお、菅原さんは「山口真帆さんの親友」と言われているメンバーだ。そして、山口真帆さんも、記者会見と同時進行で以下のようなツイートを連投。

・山口真帆さんもツイート

「只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に「繋がっているメンバーを全員解雇する」と私に約束しました。その為の第三者委員会だと、私も今までずっと耐えてきました。コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません」


「私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。私が謝罪を拒んだら、「山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる」と言われました。他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました」


「記者会見に出席している3人は、事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、私や警察に事実関係を確認もせずに、私の思い込みのように虚偽の説明をしていました。なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか」


「報告書に記載もないのに繋がりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です。他のファンには公表できないような、特定のファンとの私的交流を繋がりと言うのはメンバーのみならずファンの皆さんも認識していると思います。証拠がないと仰っていますが、犯人グループとの交際を認めたメンバーもいます」


「なんで嘘ばかりつくんでしょうか。本当に悲しい。松村匠取締役が当初言うように考えた文章です。他のメンバーに謝らせることはできないから、謝るしかなかったけど、スッキリも誤解もしていないし、どうしてもこの言葉は使いたくないと違う文章を考えて何度も交渉しました」


──これらのツイートは軒並み大拡散中だ。世間を揺るがす大問題である本事件。しかしながら、現状、運営の対応は被害者が全く守られていないようにも感じる。第2、第3の犠牲者を出さないためにも、断固とした対応が必要ではないだろうか。

参照元:NGT48、Twitter @riko__sakuranbo、Twitter @maho_yamaguchi
執筆:中澤星児
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