ハードオフといえばジャンク、ジャンクといえばハードオフ。本がメインなブックオフや衣料品がメインなモードオフでは、わりと長期の使用を想定して買い物をする筆者。それに対してハードオフは電化製品のパーツ取り目的での利用がメイン。筆者に買われたジャンク品は即バラバラ。目的の部位を抜き取ったら他はゴミ捨て場行きである。

この通りジャンク品に対する愛が無さすぎる筆者だが、先日ネットでハードオフのある店舗の公式っぽいYouTubeチャンネルを見た結果、それまでの行いをおおいに反省することに。無慈悲なジャンク品クラッシャーを改心させた動画とは一体!? ガチで必見の内容となっているので紹介するぞ!

・ハードオフ ゆめモール筑後店

この動画はハードオフ全体のものではなく、福岡県にある「ハードオフ ゆめモール越後店」独自のもの……というか、同店舗で働く永田さん1人の手によるものと思われる。演奏に使用される楽器は全てジャンク品で、演奏もボーカルも全て永田さんという脅威のマルチプレーヤーっぷり。

ちなみに、筆者が最初に見たのは「ハードオフ店員がジャンク品でGLAY×EXILEのSCREAMを演奏」という動画。初っ端からクオリティが高く、歌も上手い。本家の動画と見比べれは見比べるほど上手さに関心するばかりである。

動画の編集センスも抜群で、永田さんがまさかの10人に分身した時には思わず爆笑してしまった。それにしても多才すぎる永田さんだが、ハードオフ店員たるものこのくらいできなくては勤まらない……ということなのだろうか。

・ジャンク品への愛

そんなこんなで、高すぎる動画のクオリティに見入っていたところ、動画の最後で「ジャンクは宝の山」のテロップが。そうだよな……クオリティ高すぎて見落としていたけど、全部ジャンク品使ってたよな……。


ジャンクをジャンクのまま使いこなしてやるのも大事だよな……!


今まで軽んじてきてごめんよ、ジャンクたち。これからはパーツを抜き取って捨てるんじゃなく、壊れている部分を直して使う方向も模索するよ……。


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・他のアーティストのコピーも

なお同店舗のYouTubeチャンネルでは、GLAYだけでなくX JAPANの「紅」や、DA PUMPの「U.S.A」の演奏動画もあがっている。これらもやはりジャンク品を見事に使いこなして製作されていて必見だ。

また、動画内で使用されたジャンク品は、全て同店舗にて実際に販売されているものと思われる。時折値札も写っているが、やはりジャンク品というだけあってどれも安い。その値段でこれだけの演奏ができるとなれば購入待ったなしだろう。「あの動画で使ってたヤツ」という感じで即売れてしまいそうだ。

というか、動画を古いものから順番に見ていくと使う楽器が変化している。これは恐らく売れたからではないだろうか。店舗の宣伝もしつつ、ジャンク品への愛を広め、さらにジャンク品の再生を促して経済も回すハードオフ店員マジぱねぇ! ちなみに同店舗Twitterのプロフィール欄によると「いつかGLAYと共演するのが夢」だそう。叶うように応援していますね! 

参照元:YouTube [1] [2]、ハードオフ、Twitter @hardoffchikugo
執筆:江川資具

▼店員の永田さんによる「SCREAM」の再現。

▼GLAYの公式YouTubeの「SCREAM」はこちら。

▼「HOWEVER」も。

▼公式による「HOWEVER」PV。永田さんが真似したのは4分14秒あたりから。