2019年1月5日より開幕したAFCアジアカップは、ついにベスト8が出揃った。ノックアウトステージに進出したサッカー日本代表は、苦しい展開ながらも前半に奪った虎の子の1点を守り抜いてサウジアラビア代表を撃破。優勝まであと3勝というところまで来た。

次なる対戦相手のベトナム代表は、D組3位からノックアウトステージに進むとヨルダン代表とのPK戦までもつれる死闘を制して勢いに乗っている。いったい誰に注目したらいいのだろう──そう思っている人もいるはずなので、ここで準々決勝を前に名前とプレーを覚えておこう。

・ベトナムのメッシ

このところ、サッカー熱が高まっている東南アジアにおいて、ベトナムも例外ではない。Jリーグのコンサドーレ札幌でプレーしたレ・コン・ビンは有名で、今では欧州からも注目されるような若い才能が次から次へと出現している。

そしてそのうちの1人が水戸ホーリーホックに在籍してしたグエン・コン・フオン。1995年1月21日生まれの24歳のFWで、168センチと小柄ながら俊敏な動きで相手を翻弄することから「ベトナムのメッシ」と呼ばれている。

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彼のプレーはYouTubeにアップされている動画「NGUYỄN CÔNG PHƯỢNG | The Film | 2014 – 2016」で確認できるが、細かいタッチで相手をスルスル抜いていく姿は本物のメッシそっくり。一度スピードに乗ってしまうとなかなか止まらないため、自由を与えないよう組織としてしっかり対応したい。

・才能溢れる若きレフティ

そして中盤に君臨するグエン・クアン・ハイも忘れてはいけない。1997年4月12日生まれの21歳と若い彼も168センチと小柄だが、テクニックがある上に速い。また、左足の精度が高く、フリーキックも得意としているからエリア付近のファウルは厳禁だ。

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動画「Những tình huống cứa lòng tạo nên thương hiệu của Quang Hải trong màu áo Đội tuyển | HANOI FC」では、積極的な姿勢が目立つしコースがあれば迷わずシュートを撃つシーンが目立つ。今大会で結果を残している若きレフティは、十分すぎる警戒が必要だ。

・決戦まで間もなく

ちなみにベトナムのFIFAランキングは100位。日本の50位と離れているが、一発勝負の試合は何が起きるか分からない。若手が多い相手を勢いづかせず、準決勝への切符を手にしたいところだ。なお、ベトナムとの準々決勝は1月24日。日本時間の22時キックオフ予定だ。

参照元:YouTube[1][2]、Instagram @congphuong_diamond@nguyenquanghai12041997
執筆:原田たかし

▼2014〜2016年のプレーと少し古いが、グエン・コン・フオンがどんな選手かよく分かる

▼こちらはグエン・クアン・ハイ。精度の高い左足に気をつけたい

▼テレ朝系列の解説はおなじみ松木安太郎さんだ。口癖10連発はこちら