何かとディープなものが集う秋葉原。もはや電気街かどうかも怪しいが、中でも目立っているのが雑貨屋のラムタラである。「激安」とつぶやく女性のイラストと、丸っこい文字がひと際ジャンクさを漂わせるこの店。福袋も一筋縄でいかなさそうなものばかり。

以前の記事で、上野アメ横ラムタラの「DO袋」をお伝えしたが、秋葉原の『ラムタラエピカリアキバ』にも驚くべき福袋があった。その名も「残念袋(980円)」。これがマジで残念だった……。

・パッケージの残念感がヤバイ

ドクロが描かれているこの福袋。パッケージには、返品・返金・交換が一切できないことや、購入は自己責任であることなどの注意事項が書かれている。

さらには、次のような文言も見受けられた。「開封した際、ショックによる眩暈・立ちくらみ等の症状が出る場合がございます」「心臓の弱い方はご購入をお控え下さい」など。どんだけ残念なんだよ! そしてこれ誰が買うねん!!

・買ってみた

そう思ったので逆に買ってみた。ここまで煽られると逆に残念と思わせる方がハードルが高い気もするが、開けてみたところ……

まず出てきたのは、ハロウィンなどで使う変装用ヘアバンド3つ。つけると、頭にハサミや注射器が刺さってるように見えるヤツだ。

確かに使いどころは限られるが「残念」と思うほどではない。福袋は980円だし、3つ入ってりゃ十分な気もする。次に出てきたのは……

ルームシューズ! ゴリラの足っぽいデザインが可愛い。ちょうど職場で履くルームシューズが欲しかったところだ。普通に嬉しい。最後に出てきたのは……

ウコンのサプリと入浴剤。普通に使えるものが出てきた。飲みすぎにきくウコンは新年の飲み会に使える。冷えるこの時期、入浴剤も嬉しい。残念どころか実用的ですらある。

・全然残念じゃない?

特に、ルームシューズは今の私にとって即戦力。職場で足元が寒かったんだけど買うほどではない気もして迷っていた矢先である。ラッキー! さっそく穿いてみたところ……

小っちゃ!!!!!


27cmの私の足が半分くらいしか入らなかった。普通こういうのってフリーサイズだと思うけどまさか子供用か? 残念すぎる……。

とは言え、買う人によっては使えるものばかりであるこの福袋。残念袋と言うには逆に荷が重いかもしれない。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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