福袋とは、買う人にとっては 1年の買い物初めの楽しみのひとつ……のはず。売る人にとってはどうだろうか? もしかして、在庫処分なんて考えているお店があったりしないだろうか? 残念だが、そう考えるお店があっても不思議はない。
たとえば、関東で店舗展開する雑貨店「ラムタラ」に行ってみると、福袋にすごい名前がついている。「DO袋」だと? そう名付けられている理由を読むと、「在庫処分」なんて生易しい言い方と思わざるを得ない。こんな名付け方があるのか……。
・DO袋とは?
私(佐藤)が訪ねたのは、東京・アメ横のラムタラ上野店だ。店頭に控えめに置いてある福袋(DO袋)には、こう書いてある。
「お金を無駄にすることを お金をDOBUに捨てると良く言いますが その覚悟がある方のみご購入ください・・・」(DO袋より)
なんて言いぐさだ……。「ドゥブクロ」かと思ったら「“ドブ” クロ」だと。誰がドブに金を捨てる覚悟で、商品買うんだよ。つまりはこの商品に金を払う価値がないと、店側が言っちまってんのか。失礼な。商売舐めてんのかよ。マジで買うヤツいねえだろ……。
私以外……。
・ゴミじゃない!
ドブに金を捨てたつもりで買ってきちゃったよ、マジで。さて、どんな不用品が入っているのかな? と思ったら。これが意外とゴミではなかった!
500円玉風のクッションと。
100円玉風のクッション。
ガンダムの小さな組立キット、3体。
それに、スターウォーズとコラボしたトミカ、14個。
ええやん、ええやん! めっちゃええやん!! これで500円なら超お得!
と思うんだけど、自分がこれまでに2000~3000円つかってゴミばっかりつかまされてきたから、感覚がマヒしてるのかな? 少なくとも、ドブに金を捨てたとは思えないんだけど……。よく考えたら、全然使い道のないものばかり。でも、未使用品というだけで「ラッキー!」と思うのは、やっぱり感覚がマヒしとるんかなぁ。もう福袋が何なのか、わからんくなったよ!