マンガ界に燦然(さんぜん)と輝く星『聖闘士星矢』。私(中澤)はじめ、30代後半の男子たちの中には、そんな星座のキラメキに憧れた人も多いだろう。そして、美少年揃いの主人公たちの中でも、ひときわ美しかったのがアンドロメダの瞬。中性的美少年キャラの草分け的存在だ。

なんと、Netflixの『聖闘士星矢』で、そんな瞬が完全に女性として描かれファンの間で物議を醸している。脚本家いわく「時代に合わせて」とのことだが、この改変ありなのか

・瞬が女性に

2018年12月8日にティーザー映像が公開された『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』。これは2019年の夏に配信が予定されているNetflixの『聖闘士星矢』新作アニメだ。

そんなティーザー映像の中に登場する瞬が、女性として描かれていることがファンの間で物議を醸している。見てみると、確かに映像の瞬は女性のように見えた。念のため、本作に関係する会社に確認してみたところ答えは以下の通り。


「女性ですね。もちろん、車田正美先生には許可をもらっているようですが、海外制作のため詳しいことは……」


──とのこと。どうやら、間違いなく女性のようである。なお、本作の脚本家の「Eugene Son(@eugeneson)」さんは、この改変について以下のようにTwitterに投稿していた。その内容を簡単に訳すと下記の通り。

・瞬女性化の意図

「この改変は私の一存で行った。出来る限り変えたくはなかったが、唯一心配だったのが、ブロンズ聖闘士が全員男だったこと。男だけのチームで世界を救うのは、30年前は普通だったが世界は変わった。男性と女性が肩を並べて戦うのが当たり前になった。

だからと言って、新しい女性キャラクターを作っても自然にはならないだろう。そこで、アンドロメダ瞬がより多くの可能性を持っていることに気づいた。女性になってもアンドロメダの核となるコンセプトは変わらないだろう。

熱狂的ファンは、ストーリーが進むにつれアンドロメダに何が起こるか知っている。女性だとどのように見えるのか? 興味深く思った」


──つまり、「時代に合わせて」ということのようだ。なお、Eugene Sonさんいわく、この改変は東映アニメーションの中でも物議を醸しているもよう。Netflixが手がける全く新しい『聖闘士星矢』は、はたしてファンに受け入れられるのか?

参照元:YouTube、Twitter @eugeneson(英語)
執筆:中澤星児
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▼ティーザー映像

▼脚本家の一連のツイート

▼東映アニメーションの中でも物議が起こっているという

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