アニメの実写化って誰得なんだろうか。ファン? それとも、映画関係者? 日本で非難の声が多いアニメ実写化だが、海外でもやはりファン感情は似たようなものなのかもしれない。

以前の記事でアニメ『カウボーイビバップ』が実写化されることをお伝えしたが、2018年11月28日、Netflixで配信されることが発表された。この発表に海外ファンから非難が殺到しているためお伝えしたい

・伝説の作品『カウボーイビバップ』

1998年からテレビ東京系などで放送された『カウボーイビバップ』。地上波放送時は、全26話のうち12話しか放送されなかったが、あまりのクオリティーの高さに20年経った現在も国内外で熱狂的な支持を得る伝説の作品である。

SFとハードボイルドを地で行くスタイルが独特の世界観である本作。実写化はかなり難しそうだが、SFに慣れている海外の制作なら日本で作るよりは良いかもしれない……と、私は思ったのだが海外ファンは激怒していた

・海外ファンの声

「やめてくれ! 頼むから」
「やりやがったな!」
「オリジナルが完璧だった……」
「やめて」
「菅野よう子さんはどうするの? ビバップの1番重要なところでしょ」
「音楽には触れないで!」
「オーケー。3・2・1……レッツ・ノット」
「やめろ!」
「嘘であって欲しい」
「私たちはすでに十分な実写があると思うからやめて」
「このティーザーでさえゴミに見える……なんでこれしちゃったの……」
「ありえない……」
「NOOOOOOOO」
「ああもうネットフリックス最悪」

──やはり、アニメ実写化のハードルは高い。ちなみに、Netflixと共同で制作を行うのは『プリズン・ブレイク』の「Tomorrow Studios」。原作アニメの渡辺信一郎監督も監修として参加し全10話が作成されるとのこと。

はたして、実写版『カウボーイビバップ』は2次元とリアルの間にある位相差空間を飛び越えることができるのか? とにもかくにも、ジャムは始まった。私たちにできることは素晴らしい作品になることを祈るのみである。

参照元:Twitter @NXOnNetflix
執筆:中澤星児
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▼素晴らしい作品にして欲しいな