みんな知ってるあたりまえ知識。でも、100人いたら1人くらいは知らない人がいるかもしれません。今回は「使わなくなったiPhoneを下取りに出す場合、Appleや通信キャリアを利用するのがベストとは限らない」という知識です。
みなさん、使わなくなったiPhoneをどうしていますか? おそらく、「どこかに売る」という人は多いかと思います……が! そのとき、無意識のうちに「古いiPhoneはAppleか通信キャリアに下取りしてもらうもの」と思っていないでしょうか?
なんでこんなことを聞くかというと、私自身が数カ月前までそう思っていたからです。したがって、つい先日まで私の中には「街の買い取りショップにスマホを売る」という選択肢はありませんでした。
いや、正確に言うと そういう手もあることを知ってはいました。しかしながら「なんとなく、Appleとか通信キャリアに売る方が安心」というふんわりとした理由で、私はずっとAppleか通信キャリアにiPhoneを下取りに出し続けてきたのです。
それがつい先日、家に置きっぱなしになっていた古いiPhoneを私がアキバのショップに持っていったところ……! そのショップは、Appleや通信キャリア(ソフトバンク)の提示額よりも高い金額で買い取ってくれたのです。
しかも、店員さんから「本体に傷が認められるので、その分を引かせていただきます」と言われたにもかかわらず、高い金額だったのです。
・AppleでiPhoneの下取り価格を調べるには
ちなみに、Appleでの下取り価格を調べるには、同サイトの下取りページから進んでいき、製造番号(IMEI)を入力したりすれば分かりますよ。わざわざお店に行かなくていいから便利ですよね。
私の場合、iPhone6S(SIMロック版)の128Gバイトを売ろうとしたのですが、Appleが提示してくれた額は1万2000円。「デバイスの外観は良好な状態ですか?」という質問に、悩みながら「はい」と答えたにもかかわらず1万2000円。
しかも、現金ではなくApp Storeギフト券1万2000円分です。なお、Appleのサイトには「デバイスの状態など、査定結果により変わることがあります」と書かれていたので、小さなキズが問題になれば下取り額が1万2000円より下がる可能性は大です。
・ソフトバンクでの下取り価格をサイトで調べてみた
では、通信キャリアの額はどうだったのかというと、お察しの通り「中古ショップより低い」という結果でした。売ろうとしていたiPhone6sのキャリアがソフトバンクだったので、ソフトバンクのサイトを見たところ……
機種変更の場合、そのiPhone6sが正常品と判断されたら1万3680円、破損品と判断されたら4200円でした(2018年11月時点)。
そもそも、「買い取った分の現金を渡す」ではなく「割引特典が付与される」としか書かれていないので、「そのキャリアを使い続けないと意味ないんじゃないの?」と思ってしまったのが正直なところ。
・中古ショップでの買い取り価格は?
お待たせしました。では、その中古ショップでの買い取り価格がいくらだったのかというと……
1万4100円。Appleなどより査定金額が高かった点だけでなく、なにより現金でもらえるのがうれしいと感じた次第です。ほんと、現金って最高ですよね。
ちなみに、買い取りショップを何軒かハシゴすればもっと高い金額を提示してくれる可能性は大いにありますので、時間のある方は “ハシゴ査定” を試してみるのもいいでしょう。もしくは、実店舗ではなく価格.comなどに査定してもらうという手もありますね。
私の場合は「この金額でいいや。もう面倒くさいし」って気持ちから、買い取りショップ一軒(イオシス)で止めてしまいましたが……。
まあとにかく、数カ月前の私と同じように「古いiPhoneはAppleか通信キャリアに持っていくもの」と思い込んでいた人は、「他にもいろいろ選択肢があるんだよ」ということを覚えておいてくださいね。
それでは皆さん、今日はこのへんで。ごきげんよう〜。
参考リンク:Apple、ソフトバンク、価格.com
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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