「ファンクラブ」といえば、大抵の人にとっては加入するものだろう。実際にアイドルやバンドのファンクラブに入っているという人もいるはず。それがもし、自分のファンクラブを立ち上げられるとなったら? 最近はブロガーやYouTuber、InstagramerにTik Tokerなど個人で活躍する時代。個人がファンクラブを持っていたとしても、決して不思議ではない。

そんな個人の活動を支援するアプリが存在する。それが「CHIP」だ。2018年8月のリリースから注目を集め、現在2600を超えるファンクラブが存在しているそうだ。実際にアプリを使って、ファンクラブを立ち上げてみた。今回はiOS版を例に使用方法を紹介しよう。

・いきなり「ファンがいなくても」って

アプリを端末にインストールして起動すると、最初にアプリの簡単な説明が表示される。誰でも簡単にファンクラブを作ることができる。その点は良いのだが、「ファンがいなくても」って……。


それを最初に言ったら身もフタもないだろう……


・アカウント作成

さて、最初にアカウントを作成する。アカウントを作るには、Twitterアカウントと連携するか、メールアドレスを使って作成するかのいずれか。今回はTwitterで作成を行った。


「Twitterではじめる」を選ぶと、すぐにTwitterの連携を求められるので、これを承認する。


続いてユーザーIDの登録を行う。


最後にプロフィール画像を設定して、アカウントの登録は完了だ。


CHIPに自分のページが出来ていることを確認できるはずである。ちなみに自分の名前をタップすると、SNSアカウントの登録やジャンル(エンジニアやYouTuberなど)の編集など、詳細プロフィールの設定が可能となっている。


・実際のファンクラブページ

ファンクラブを作る前に、他のファンクラブの様子を見てみよう。CHIPの公式ファンクラブは、月額0円で加入できるので、早速参加してみることに。


画面下部の「CHIPする」をタップすると、支払い(今回は0円)の確認のポップアップが表示されるので、これにタップするとファンクラブに加入することになる。


ホーム画面に戻って、画面下部の中央の青いボタンをタップすると、自分の加入しているファンクラブを確認できるはずだ。


そこからCHIPの公式ファンクラブを選択して、ファンクラブページに入る。


ファンクラブページでは、運営者の投稿を見ることができる。ファンはその投稿内容について、いいね! を付けたり、コメントを投稿することが可能となっている。テキストは1000文字、画像は10枚までを1度に投稿できる。現段階では、動画のアップロードはできない。


・ファンクラブを作る

これらを踏まえて、ファンクラブを実際に作ってみよう。自分のプロフィールページから「ファンクラブを作成」をタップする。


まず最初に、テーマ画像を選択する。多くの人が自分の写真を使用しているのだが、イラストレーターや写真家は、自らの写真をテーマ画像に選択しているようだ。


次にファンクラブの名称と説明を入力する。



さらに、月額会員費の設定を行う。最小金額は100円


最大で月額10万円まで設定できる。月10万のファンクラブって……。


このほかに、疑似的な会員証のテーマの設定。


ファンクラブ会員の人数の上限を設けることも可能となっている。


これで自分のファンクラブが完成だ!


・ページに投稿

自分のファンクラブが出来たら、ページに何かを投稿してみよう。ホーム画面下の青いボタンをタップして、加入しているファンクラブを呼び出す。ポップアップを見ると、右端に自分のアイコンが表示されているはずだ。コレをさらにタップする。


すると、自分のファンクラブページに入ることができる。黄色い「+」ボタンで記事を投稿する。



・初日で2人も加入!

おそらく、最初のうちはファンがゼロの状態が続くと思うが、いつ新しいファンがあらわれても良いように、それなりに投稿内容を充実させておいた方が良いだろう。ちなみに私のファンクラブページ「佐藤と仲間たち」は、開設初日で2人のファンを獲得することができた!


なお、会員費の売上は振込口座を指定したうえで、振込申請は1000円以上で行うことができる。手数料は売上の10パーセント(期間限定とのこと)、振込手数料は1回210円かかるとのことだ。小規模なコミュニティを形成するのには、非常に適しているように思う。オープンなSNSに疲れた人にも、このクローズドなサービスは良いかもしれない。

参照元:CHIP
Report:佐藤英典
Screenshot:iOS「CHIP」