1989年の連載開始以来、現在に至るまで高い人気を誇る漫画『ベルセルク』。来年ついに30周年を迎えるこの作品は、2018年9月28日に40巻の発売を開始した。それを記念して、特設サイトが設けられ、実写版PVが公開されている。

実写版で作品の世界観を再現しているのだが……。主人公ガッツを演じるのは、なんと黒すぎる男、歌手の松崎しげるさんじゃないか! 黒い剣士にしげる松崎!! 御年68歳なのに思った以上に似合ってるぞ、カッケエッ!

・黒といえばこの人

松崎さんといえば、これまで「黒」に関する数々の偉業を成し遂げている。9(く)月6(ろ)日は「松崎しげるの日」として記念日認定されているし、サクラクレパスは番組の企画で「まつざきしげるいろ」を作り出している。そのほかにも、カプセルトイとして発売されたり黒いポテトチップスを監修したりするなど、黒にまつわる仕事を数多くこなしているのだ。

もはや、「黒 = 松崎しげる」といっても過言ではない。いっそのこと、「黒い」という言葉の読みを「“まつざきしげる” い」としてもいいくらいである。


・かなりしっくり!

さて、そんな松崎さんは今回、ガッツに挑戦している。40巻刊行を記念する特設サイトを見ると、コミック表紙風の松崎さんの画像がある。それがとても様になっている。ガッツの設定年齢はたしか20代前半だったはず。松崎さんは次の誕生日で69歳になる。40歳近い年齢差があるはずなのに、かなりしっくり来ているのだ。


・海外ファン混乱

実写版PVでは、ガッツが背負う大剣「ドラゴンころし」で魑魅魍魎をぶった斬っている。歳を感じさせない豪快なアクション。気合いの入った迫力の演技だ。作品は海外でも人気なのだが、この動画を見た海外のファンからコメントが相次いでいる。

「なんなの?」
「オーマイガー!!」
「イヤイヤイヤイヤ」

など、松崎さんの存在やPVのパロディを理解できず、混乱している様子。たしかに、松崎さんが日本で有名な “黒を象徴する男” だと理解できないと、「なぜこうなった?」と思ってしまうかも。

なお、私(佐藤)は発売日に40巻を読んだのだが、思わず涙が出てしまった。これまでの物語の歴史を振り返ると、涙なくしてこの巻を読み切ることはできない。これから物語は一体どうなっていくのだろうか?

参照元:ベルセルクYouTube
執筆:佐藤英典

▼松崎さん扮するガッツ、かなりしっくり来ている

▼撮影風景の映像