2018年9月6日に「平成30年北海道胆振東部地震」が発生してから、本日21日で15日目となった。前回に引き続き、震源地から約35kmのところにある恵庭市在住の筆者(K.ナガハシ)がリアルな近況をお届けしたい。
・コンビニやスーパーの品揃えは順調に回復
以前の記事でお伝えした通り、地震発生から3日目時点で北海道内にある信号全てが復旧し、4日目時点でガソリンスタンドの混雑も収束した。
続いて地震発生から5日目時点のコンビニはまだ品薄状態。スーパーには商品が増えていたものの、まだ入荷が少ないものもあり、パンや牛乳などについては購入制限がかかっている状態だった。
そして、地震から15日目となる本日21日。コンビニやスーパーの品揃えは順調に回復。パンや牛乳などの購入制限もなくなり、カップ麺、レトルトカレー、アイスクリームといった品薄だった食品も豊富に並んでいる。
・家電量販店は節電を実施
また、家電量販店では節電が実施されており、店内にあるテレビなどの電源がオフに。その他、売り場には携帯ラジオ、ガスボンベ、ガスコンロ、LEDライト、乾電池など、震災直後に需要が高まった商品が目立つよう陳列されていた。
なお、恵庭市内にある人気の観光スポット「道の駅 花ロードえにわ」にも連日たくさんの客が訪れている。さらに札幌市内にある大通り公園では、予定より8日遅れで国内最大級のグルメイベント「さっぽろオータムフェスト 2018」も開催され、多くの人で賑わっていた。
復旧が進む一方で問題となっているのが、被災地を見物に来る野次馬である。特に被害の大きい札幌市清田区里塚地区では、住民以外が立ち入り禁止区域に入らないよう、繰り返し注意を呼びかけているもようだ。
NHKが9月20日に発表した情報によると、20日午後3時時点で、道内の5つの市と町で合わせて21か所の避難所に899人が避難。また、20日午後2時半時点で3つの市と町の合わせて682戸で断水が続いているとのこと。引き続き早急な復旧を願いたい。
参考リンク:NHK NEWS WEB
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.