みなさん、こんにちは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。突然ですが、みなさんの趣味は何ですか? 私はポケモンGOやプロ野球観戦(千葉ロッテ)が趣味なんですが、最近になって新しい趣味が見つかりました。そう、それが “占い” です。
占いっておもしろいですよね。星占いも血液型占いも手相も「見れるよ?」って人がいたら、ついつい鑑定をお願いしたくなりませんか? 私はそのレベルより上の、ちゃんとお金をもらえるくらいの本物の占い師を目指し、いま勉強をしています──。
・母の影響
実は前から占いには興味がありました。亡くなった母が50代で占いに目覚め、あれよあれよという間に本当に占い師になってしまったからです。母が占い師として活動した期間はわずかでしたが「そういうのもおもしろいな」と影響を受けたのでしょう。
母が習得していたのは「算命学」と「手相」で、私も算命学から始めてみることにしました。算命学とは中国発祥の占星術で「生年月日」でその人の運命を算出します。よく聞く「四柱推命」はそれに時間を加えたもので、かつて母に「四柱推命の方が細かく占えていいんじゃないの?」と聞いたことがありました。すると母は、
「算命学も四柱推命も統計学じゃない? 私は何千年も前の人が、生まれた時間まで正確に知っていたとは思えないんだよ。だから私は算命学でいいんだ」
……と答え、私も「なるほど」と妙に納得してしまったことを覚えています。
・どうやったら占い師になれるのか?
さて、占い師になるべく色々と調べてみたところ、占い師には資格がないことが判明しました。専門学校が認定する資格はあるようですが、占い師として開業するために特別な資格は必要ないようです。言い方を変えれば、占いの腕や技術だけがお客さんを呼んでくれる厳しい世界なのでしょう。
私も占いの専門学校に通うべきか、それとも独学で何とかなるものなのか? 色々と調べてみましたが、専門学校は1年間で100万円オーバーの学費もあたり前、独学でもズブの素人からではなかなかヘビーな道のりになりそうです。
母が生前、どうやって占い師になったのかも調べてみました。母は100ウン十万かけて大手専門学校へ通ったものの、途中で講師が変わったことに嫌気がさし、小規模な学校へ通っていたようです。その小規模な学校をA学校としましょう。
私はA学校まで辿り着いたものの、残念ながらA学校は数年前に校長先生がお亡くなりになり、現在は通信教育しか行っていないとのことでした。「母と同じように勉強するのは無理か……」と諦めかけていた時、ある先生に巡り合ったのです。
それは私が母の痕跡を求め、横浜中華街へ出かけた時のこと。母は中華街で占いをしており「母を知る同業者はいないか?」と聞きまわっていたのです。なんやかんやあって巡り合ったのはM先生。年齢は母が生きていれば同じくらいの70歳超えのおじいさん先生です。
その先生と話をしていたところ「A学校が閉校して、俺も何人か生徒を引き取ったんだよ~」なんて言うではありませんか。その中に母はいませんでしたが、母が勉強していたA学校の生徒さんを教えるとは、何かしらの縁を感じずにはいられませんでした。
・週1でレッスン中
私は現在、M先生から週に1度マンツーマンのレッスンを受けています。知らないことばかりで覚えるべき内容は山のようにありますが、算命学は奥が深く「なるほど」と感じる修行の日々。それでも40歳からの学問は新鮮で、本気で占い師を目指しています。
いずれ、自信を持って「占い師としてやっていける」と思える日が来たら、私はライター業をしつつ占い師としてもやっていこうと思っています。もちろんライターとしてのネタにもなりますし、楽しいことでお金まで稼げたら最高じゃないですか?
話はやや逸れますが、私が「占いの勉強をする」と家族に告げた数日後、実家に住む妹がずっしりと重い書籍を持ってやってきました。妹はこう言いました、
「久しぶりに夢にお母さんが出てきたんだ。お兄ちゃんが占いの勉強始めたって言ったら喜んでてさ。でね、起きて思い出したの。“1冊だけお母さんの占いの本取ってあったな”って。だからお兄ちゃんに渡すよ」
……と。受け取った書籍には細かい文字がびっしりと書き込まれており、母がどれだけ一生懸命勉強したかがそれだけで伝わってきました。まだまだ私はそこまでの領域に達していませんが、いずれこの書籍が役立つ日が来ると考えています。
とにもかくにも、私、P.K.サンジュンはマジで占い師になるべく勉強の日々を過ごしています。占いに限らず、歳を取っても何か趣味を見つけて学ぶことは楽しいですよ。みなさんもぜひ夢中になれる趣味を探してみてくださいね。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼難しいけど楽しいです。