現在、注目を集めている台風12号「ジョンダリ」の動向。2018年7月28~29日には本州に接近・上陸の恐れがあるため、週末の予定の変更を余儀なくされている人も多いのではないか。さて今回は、台風12号の真の目的が発覚したので皆さんにお伝えしたい。

そのカギを握るのは、夏の風物詩でお馴染みの花火大会である。そう、台風12号は、花火大会に照準を合わせて日本に襲来しようとしているのだ。詳しくは以下で解説するが、それにしてもこやつ、とんだ非モテ野郎である。

・近づく台風12号

日本気象協会運営の tenki.jp の予想によると、台風12号は反時計まわりに進路を変え、珍しいコースで本州に近付いているという。28日の朝までは北よりに進むのだが、その後、進路を西よりに変えるのだとか。関東付近でのこういった進路変更は、とても珍しいことらしい。

・接近の理由

前回の記事で私(あひるねこ)は、その理由について「フジロックでボブ・ディランを見たかったから」と結論付けた。フジロック最終日の29日、ヘッドライナーであるボブ・ディランを見るために、台風12号はググっと進路を変えて本州に上陸しようとしているのだと。

しかし、どうやらそれだけではないようだ。ウェザーニュースによると、台風12号は28日の夕方から夜にかけて関東にもっとも近づくらしい(26日9時の予報)。そして、この動きによって多大な影響を受けるイベントが、フジロック以外にも存在した。そう、花火大会である。

・花火大会に影響

7月28日には、都内最大級の花火大会「隅田川花火大会」が開催される。他にも「立川まつり 国営昭和記念公園花火大会」や「八王子花火大会」など、大型の花火大会が同日に開催される予定だ。不運なことに台風12号の接近は、これらの花火大会のタイミングとバッチリ重なってしまうのである。

残念ながら「立川まつり 国営昭和記念公園花火大会」は、すでにイベントの中止を発表している。また「隅田川花火大会」に関しても、ウェザーニュースは80〜90%の確率で延期になると見ているようだ(26日11時時点)。

・真の目的

さて、以上のことを踏まえると、こうは考えられないだろうか? 台風12号は、都内の大型花火大会を潰すため、わざわざコースを変え接近してきたのだと。花火大会の開催が、どうしても我慢ならなかったのだと。

ウォーカープラスによると、前年に上記3つの花火大会を訪れた人の合計は約129万人にものぼるらしい。多くのカップル、家族、仲良しグループたちが楽しみにしている花火大会を潰して回るとは、台風12号はよほどそういったイベントが嫌いと見える。まったく、迷惑な非モテ野郎だ。

・十分に注意を

花火大会の開催可否についてはホームページ等をご確認いただきたいが、もちろん台風自体にも注意が必要である。大雨・暴風だけでなく、太平洋沿岸部では高波・高潮に警戒が必要とのことなので、今のうちにしっかり備えをしておくべきだろう。

参照元:tenki.jpウェザーニュースウォーカープラス、Twitter @wni_jp
執筆:天気愛好家・あひるねこ

▼台風12号「リア充の楽しみ潰すわ」