ゴールキーパーはチームの守護神だが、近年では試合の組み立てに参加することも求められるようになった。もはや最後の砦としてだけでなく、フィールドプレイヤーのような役割もする時代が到来している。隙あらば、精度の高いロングボールを前線に供給するのも仕事のうちだ。
プロ選手がバッコーンと蹴ったら50メートルは軽く飛んでいるイメージがあるが、本気で蹴ったらどこまで飛ばせるのか。先日、その答えが動画「Ederson Moraes: Longest football drop kick – Guinness World Records」で公開されていたので紹介しよう。
・現役ブラジル代表が挑戦
動画に登場するのは、現役ブラジル代表のエデルソン・モラレス選手。今季、ポルトガルのベンフィカからイングランドのマンチェスター・シティに移籍し、リーグ優勝に貢献した24歳だ。守備はもちろんのこと、高い技術で攻撃も組み立てることができる。
そんな彼が手で持ったところから蹴るドロップキックで、どこまで飛ばせるのか3本勝負でチャレンジした訳だが、さすがはブラジル代表! 1本目から50メートルを楽々超えてきたかと思えば、迎えた3本目でビシッと結果を残してみせた。
・75メートルオーバーで世界一
気になる飛距離はというと、なんとビックリ75.35m! 宙に舞ったボールはグングン伸びて、なかなか落ちてこず。まるで重力を感じていないかのような飛びを見せ、コートの3/4にアーチを描いてみせたのだった。
ちなみにこの記録で、彼は世界一飛んだドロップキックとしてギネス世界記録に認定されている。世界屈指の熾烈な争いながら、ロシアW杯のブラジル代表に選出されたエデルソン選手。もしかしたら本番で彼のキャノン砲を見る機会があるかもしれないので要チェックだ!