おーい! ロケットニュースがライター募集をはじめましたよー。中で何が繰り広げられているのか、弊社のことを少しでも知っていただこうと楽しげな雰囲気でお伝えしてきたが、今回はあえて実情を正直に書いてみたいと思う。
ズバリ「実際気になるけど、ちょっと聞きづらいこと」。お送りするのは外部ライター → 編集部メンバーとなった私・沢井メグ。編集部内でいうと羽鳥、佐藤につぐ社歴なので、いろいろそこそこ見てきた方です。嘘言っても意味がないのでストレートにいきます。それではいってみよー!
【東京住みじゃないけど応募できる?】
できます。東京に所在地があるため、「東京、もしくは近郊じゃないとダメ?」と思われる方が多いようですが、そんなことはありません。
たとえば、K.Masamiは奈良から、K.ナガハシは北海道、砂子間正貫は昨日九州にいたかと思ったら明日はモロッコなど各地で記事を執筆しています。かくいう私も元は大阪で会社員をしながら外部ライター、というのがスタートでした。
それより何より。遠くケニアにマサイ族ライター・ルカがいるくらいです。もちろん東京にいる人のメリットは大きいとは思いますが、距離を理由にできないものではありません。
【ノルマとか、拘束時間はあるの?】
ノルマも拘束時間も基本的にはありません。「だったら好きなときだけでいいの!?」というかというと、それはちょっと違います。というかそれはライターさんにとって損。マジで損。
本数がないとお金にならないから、という意味もありますが、期間があくと勘が鈍る人が多い → 鈍ると校正校閲時にひっかかり、何度も修正作業が発生 → しかし原稿料は時間給ではないので、どんどん1本あたりのコスパが悪くなる。
ノルマはありませんが、やるからには定期的に記事を書ける方が後がラクだし、効率よく稼げるかと思います。私の場合、会社員をしながら1日1本のペースでスタートしたと記憶しています。
余談ですが、実は私、同時進行で他媒体にも応募していました。しかし、ほぼ決まりかけたところで「平日の決まった時間にPCの前にいなければならない」「拘束時間が長い」「ノルマがある」ことが発覚し、辞退。
当時は平日は要出社、しかも内勤だったので物理的に無理だったのです。その点、ロケットニュースは融通がききやすいので、別の仕事や、やりたいことがあるという人にも合っているかもしれませんね。
【ネタは誰が決めるの?】
記事執筆はネタ探しから始まっています。以前の記事でもお伝えしたとおりネタを探す、考えるのは基本的にライターです。……なので歓迎する経験や能力として「ロケットニュース24をいつも読んでいて、書き方の雰囲気などを分かっている方」を挙げています。
基本は上記のとおり。ただし、得意分野があったりキャラが立ってくると「このネタは○○さんにお願いしたい!」と指名されることもあるでしょう。
【経費などライターの持ち出し分があったりする?】
ありません。金額面でNGな場合はネタ出しの時点で「ダメ」となります。企画が走り出してから「やっぱりダメー」というのは聞いたことがありません。相談なしに、当初の申告より大幅オーバーとなったら、何か言われるかもしれませんが……。
【ぶっちゃけ、儲かるの?】
この回答は非常に難しい! というのも、ロケットニュースの報酬体系が、
「基本報酬 + インセンティブ報酬 = その月の報酬」
基本報酬の目安は、1本あたり4000円〜1万5000円(あるいはそれ以上)で、記事執筆にかかる手間やクオリティ等に応じてお支払いします。また、インセンティブ報酬は「PV等から計算した金額」となります。
となっており、単純に金額×本数で計算できるものではないからです。ただ現在、活動している外部ライターのなかには、ロケット1本で活動している方もいるので、やり方次第だと思います。
【○○ができないけど……】
あと応募を検討されている方によく「英語ができないけど応募していいか」「国語が苦手ですが」などと聞かれます。もちろんできるに越したことはありませんが、マストではありません。
それに代わる能力や特技があれば問題ないと考えます。ある分野について専門知識がハンパない、イラストエッセイをバリバリ書ける、フットワークがメチャメチャ軽い……などなど。募集要項にはいろいろ書いてありますが、それ以外にも「これなら任せて!」という提案は大歓迎です。
──以上、「聞きづらいけど、気になること」でした!(※2018年4月現在)ちょっと淡々としすぎましたでしょうか? 誤解のないように言っておくと、私自身、仕事は楽しいと思っていますよ(^_^) そうじゃなければ続けたりはしません(笑)
お互いを刺激しあえるような方と一緒に働けたら嬉しく思います。なお「ロケットニュースに入れば、こんなイイことがあるよ!」は他の記事でも紹介しているので、気になる方は併せてどうぞ。
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.