ほとんどの飲食店は、看板や佇まいを見れば「ラーメン屋」なのか「カレー屋」なのかくらいは判別できるだろう。店名から名物料理がイメージできれば初見でも入りやすく、たとえば「手作り餃子の店」と書いてあれば、餃子を食べたい客が多く訪れるハズだ……しかし

今回ご紹介する『カレー & 中華料理 インド』の「店主自慢の一品」を知ったら衝撃を受けるに違いない。なぜなら、カレーでも中華でもインド料理でもないのだ……って、どうしてだよォォォオオオオオオオーーーッ!

・豊前市

お店があるのは、福岡県東部の豊前市。豊前市役所のすぐ近所に「カレー & 中華料理 インド」は佇んでいる。ちなみに同店の存在を知ったのは、九州地方のローカル深夜番組『ドォーモ』で紹介されていたからだ。深夜の情報番組はネタの宝庫である。ドォーモありがとう。

それはさておき、まず気になるのはツッコミどころ満載の店名だ。中華料理が「カレー」と「インド」に挟まれるとは……中国4000年の歴史においても前例がないだろう。「カレーが主体で、おまけ的に中華もやっています」ということなのだろうか。いざ入店してみると……

・店主自慢の一品

店内は、ザ・中華料理屋だった……マジかよ。年季の入った赤いカウンターに中国提灯、ラーメンを食べたくなる雰囲気である。メニューも中華料理がメインで、インド感はほぼゼロ。どちらかと言えば「中華料理 & カレー 中国」の方がしっくりくるだろう。そして店主自慢の一品はというと……

まさかの「カツ丼」だ。ウソではない、カツ丼なのだ。ノーヒントで正解を当てるのはほぼ無理だろう。店主のキツい冗談のような気がしなくもないが、せっかくなのでカツ丼(660円)をオーダー。さすがに店主も自慢の一品でボケることはないだろう。

・中華風カツ丼

さてさて5分ほど待っていると、中華風のカツ丼が運ばれてきた……おおおお~ちょっとこれは確かにウマそうだ。玉ねぎと溶き卵スープのあんかけが濃いめの色で食欲をそそる。もしかして本当にボケてないな。それではさっそく一口、パクリ。

あ、ウマい。いやいやかなりウマいぞこれ。とろみのある中華あんはやや甘めで、香ばしいカツと相性抜群。そしてご飯をレンゲでズズッといただくと……あああ~やっぱりボケてない。おいおい店主、自慢のカツ丼最高すぎるゾォォォォオオオオオーーッ


柔らかいカツを流し込むように一気に完食。食べ終わる頃、常連だと思われる学生たちが続々とやって来て、店主と会話を楽しんでいた。地域に愛されている町中華インドは、ネタっぽい店名だが味は間違いないと言える。「次はカレー」と心に決めて店を後にしたのであった。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 カレー & 中華料理 インド
住所 福岡県豊前市青豊1−1
時間 11:00〜22:00
休日 水曜日

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼インド

▼中華メインのメニュー

▼カツ丼(660円)

▼美味でした