2018年1月31日、日本の夜空に「ブルームーン」が現れるという。「青い月」だなんて、なんて神秘的な名前なんだろう! 通常、数年に一度と言われ、今回は実に3年ぶりのこと。そんな特別な満月なのだが、もしかして月が青くなるのかーッ!?
・ブルームーンとは!
結論から言おう。ブルームーンは「ブルー」と名がついているが、月が青く光る現象ではない。「1カ月のうちに、満月が2回訪れること。その2回目の満月」を指すのである。これは珍しいことであり、通常は見られない現象だ。
ではなぜ2回目の満月が現れることがあるのだろう? 皆さん、ご存知のとおり月は約1カ月かけて満ち欠けを繰り返している。「約1カ月」という点に注目していただきたい。月の満ち欠けに要する時間は、正確に言うと29.5日、一方、現在の暦において1カ月は2月を除いて30日間か31日間だ。
つまり月の満ち欠けとカレンダーの間には、毎月毎月、半日~1日半の差が生じているということ。それが積もり積もって、数年に1カ月の間に2度フルムーンがやってくる、これがブルームーンの正体なのである。
ちなみにブルームーンの呼び方の由来は、英語の慣用句「once in a blue moon(非常に珍しい)」から来ていると言われているぞ。
・見ると幸せになれるらしい! 気になる見頃は!!
そんなブルームーンは、俗に「見ると幸せになる」と言われている。うおおお、マジか!! 夜空を見るだけでハッピーになれるなら、穴が開くほど見つめたいもの。
気になる見頃は、東京の場合、太陽が沈み日が暮れた18時以降~翌明け方まで。ただし! この日は皆既月食とも重なっており、20時48分~0時12分頃は月が欠けている状態だ。この時間帯はいつものブルームーンとは少し違うけど……いや月食は月食で見てみたい!
・次のブルームーンはなんと……
ちなみに、数年に一度と言われているブルームーンだが、次回はというと……なんと2018年3月31日だ。3月にも満月が2回現れるというのである。ブルームーンが1年に2回もあるなんて、これまた珍しい。2018年はちょっと特別な年なのかもしれない。