2017年12月13日、ついに多くのLINEユーザーが待ち望んだ新機能が実装された。そう、少し前に大きな話題となった『誤送信取り消し機能』である。盛大な誤爆を一瞬で取り消してくれるなんてメチャメチャ心強い……! 全LINEユーザーが思ったことだろう。だがしかし……。

実装された『誤送信取り消し』を使用してみたところ、機能の存在自体を否定するような致命的な弱点……いや、欠陥があると判明したのだ。ちょっとLINEさんよ、今すぐ改修せんかい! これじゃ『誤送信取り消し機能』の意味がねえだろうよォォォオオオオオ!!

・完全な失敗作

2017年11月に発表されたLINEの「誤送信取り消し機能」の実装。LINEによればユーザビリティの向上及びコミュニケーションの選択肢を拡大させるための機能拡充の一環として実装を決定したというが、ハッキリ言ってこれは失敗作、むしろ余計にタチが悪いと言わざるを得ない。

ブチギレるのは後回しにして、まずは「誤送信取り消し機能」の使い方をざっと説明しておこう。

1: 取り消したいメッセージをタップする

2:「送信取消」をタップ

3: OKする

これ自体はイイ。むしろ使いやすい。気を付けたいのは「削除」だと自分の表示から消えるだけで、相手の画面からは消えないことくらいだ。大問題は相手に、


メッセージの送信を取り消しました


……と表示されてしまうことである! バ、バッキャロォォォオオオオオオオ!! こっちは全てを無にしたいんだ! 無かったことにしたいんだ!! 送信を取り消したこと自体も取り消したいんだ! こんな通知が残ったら余計怪しいじゃねーか! 使えNEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!

きっと多くのLINEユーザーが、記者と同じ感想を抱くに違いない。「これじゃ意味がない」と……。LINEさん、いやLINE様。悪いことは言わないので、怪しい気配しかしないこの通知をどうにかしていただけませんでしょうか? 僕らが待っていたのはこれではありません。

というわけで、もし「誤送信取り消し機能があるからもう安心☆」とお考えの人がいたら「取り消した形跡は残る」ことだけは頭に叩き込んでおこう。最後にもう1度、LINE様、どうか早期の改修をご一考ください。僕らが待っていたのはこれではありません、僕らが待っていたのはこれではありません。

参考リンク:LINE公式サイト
Report:P.K.サンジュン
ScreenShot:LINE (iOS)

▼相手側の表示。これじゃ全く意味がない。むしろ怪しい。