2017年9月11日、ドイツ「フランクフルトモーターショー」のプレビューイベントで、メルセデスベンツが技術を惜しみなく注ぎ込んだモンスターマシンを披露した

そのマシンの名前は『メルセデスAMG・プロジェクト・ワン(Mercedes−AMG Project ONE)』。公道車でありながら、F1マシンの技術を色濃く反映したエンジンを搭載。パワーは最大で1000馬力にも及ぶというから注目せずにはいられない。

・F1マシンの技術を反映した世界初の公道車

メルセデスベンツによると、『メルセデスAMG・プロジェクト・ワン』は同社の高性能車部門である「メルセデスAMG」の創立50周年を記念して開発したモデルで、世界で初めてF1マシンの技術を反映した公道車とのこと。

冒頭でもお伝えした通り、最もF1マシンの技術を色濃く反映していると思われるのがエンジンだ。同車には、F1マシンで実際に使用されているエンジンをベースに開発された、1.6リッターのV6ハイブリッドターボエンジンを搭載しているという。

また、1000馬力にも及ぶパワーを持つ超怪力エンジンが生み出す加速は、時速0kmから時速200kmまでわずか6秒! さらに最高速は時速350kmと、公道車としてのみならずレーシングカーとしても通用しそうなスペックが印象的である。

・イメージ動画が超カッコイイ

YouTubeでは、SF映画クオリティーの超カッコ良いイメージ動画が公開中。ワイドなフロントフェイスとなめらかなボディフォルムを備えた、まるでサメのようなマシンの全貌を見ることができるぞ。

なお、スペックと同じくお値段もモンスター級となっており、約3億円(227万5000ユーロ)とのこと。生産開始は2019年終盤の予定。近い将来、日本の公道でも『メルセデスAMG・プロジェクト・ワン』の姿が見られるかもしれない。

参照元:YouTube [1] [2]、Mercedes−Benz「Project ONE」(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼「メルセデスAMG・プロジェクト・ワン」のイメージ動画がこちら

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