2017年2月26日に第89回アカデミー賞授賞式が開催されるが、ノミネーション発表を目前に、「痛快アメコミ映画『デッドプール』にアカデミー賞を受賞してほしい!」との声がネットを席巻しているらしい。

いつも、お堅い感じの作品が選ばれがちな同賞だけに、「たまには、お笑い満載な映画が受賞してもイイじゃないか」との風潮が強まっているようだ。さて読者の皆さんは、『デッドプール』がアカデミー賞を受賞する確率は、どれぐらいあると思うだろうか!?

・『デッドプール』ってどんな映画!?

日本では邦画が圧倒的に強いが、かなり話題になった作品だけに、『デッドプール』のポスターぐらいは見たことがあるのではないだろうか。

本作の主人公は、末期癌(がん)を宣告され、怪しげな治療に望みを託したウェイド。治療で不死身の体を手に入れたものの、全身の皮膚がただれた醜い姿となった彼は、アンチ・ヒーロー ‟デッドプール” として生きることを余儀なくされることに……。

利己的で傍若無人なデッドプールが、愛する女性との幸せを取り戻すべく大暴走を繰り広げる姿が、下ネタジョークと強烈なパロディを散りばめながら描かれる抱腹絶倒コメディだ。

・各種演技賞にノミネートされまくってるぞ!


本国アメリカで空前の大ヒット記録した本作は、アカデミー賞の行方を予想する、ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門で作品賞にノミネート! それだけでなく、各種映画賞でもノミネートされまくっているだけに、ファンの間で「『デッドプール』にアカデミー賞を!」との声が広まりつつあるのだ。

かつて、5本だったアカデミー賞作品賞のノミネーションが10本に拡大されたことから、候補作品はシリアス映画一辺倒ではなくなった。今までにも、爆笑コメディ映画『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』が候補になったこともあり、少し毛色が違う作品も顔を見せるようになっている。しかし、まだまだ重厚なヒューマンドラマが強いことに変わりはない。

・多様性が重視されつつあるハリウッドに大きな変化が!

ただ、ハリウッドでは作品に多様性を持たせる風潮が強まっていて、それは各種演技賞にも反映されつつある。ノミネーションや受賞作を選ぶ委員会のメンバーも、今までは高齢の白人男性が多数を占めていたが、人種と国籍、性別や年齢の幅を広げ、偏りがなくなるよう配慮されつつある。

今年度のアカデミー賞で、『デッドプール』が作品候補になっても受賞は難しいかもしれないが、いつかコメディ映画が作品賞を受賞する日が来るかもしれない。

こう言ってはなんだが、ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選ばれたのだから、爆笑痛快コメディがアカデミー賞作品賞をさらってしまう可能性は、無きにしも非ずではないだろうか。

参照元:Facebook @デッドプールVARIETY(英語)
執筆:Nekolas

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