「住めば都」ということわざがあるが、住んでも都にならない場合だってある。家に関しては、住んでみないことには環境が完全に把握できないこともあるが、「マジか!」と叫びたくなるような装置を、大家に取り付けられたアパートの住人がいるというので紹介したい。

なんでも問題の大家は、「小銭を入れなきゃトイレが流れない装置」を取り付けたとして、ネットで大きな話題を呼んでいるのである!

・小銭を入れなきゃトイレが流れない!

海外では、公衆トイレを使用する時に料金を払わなければならない場合があるが、通常、賃貸のアパートではトイレ使用料を徴収されることはない。

ところが、海外掲示板サイトのユーザー「unlovablepig」さんが住んでいる豪メルボルンでは、どうやら話が違うらしい。ユーザー名にちなんでこの人物を ‟ピッグさん” と呼ぶことにするが、ピッグさんの住むアパートの大家が、小銭を入れなければ流れない装置をトイレ搭載してしまったというのである!

・1回の使用料は85円!?

ピッグさんが画像共有サイトimgurに投稿した写真を見ると、ハッキリとは読み取れないが、装置に貼られたシールには「$1.00(約85円)」と書かれているようだ。トイレを1回流すごとに85円を払うとなると、1日に10回トイレに行ったら、850円もの料金がかかることになってしまう!

男性の住人なら、「こっそりアパートの外で立ちションをしてやろう……」との考えが、頭をよぎってしまってもおかしくないだろう。

・装置が合法なのかどうかは不明なまま……

ピッグさんは、大家の行為が合法なのか知りたくてRedditに相談したようだが、ユーザーから納得いく回答は返ってこなかった様子。その代りに、「この装置って実際に使えるの!?」だとか、「便器を排泄物で一杯にしちゃえ!」といったコメントが寄せられ、違う形で盛り上がる結果となってしまった。

用を足す度に料金がかかるのも痛いが、そのために、いつも大量の小銭を用意するのも難である。これは、深刻な水不足に悩むオーストラリアならではのエピソードだと言えそうだ。

参照元:imgurRedditMETRO(英語)
執筆:Nekolas

▼小銭を入れなければ流れない装置を取り付けられたトイレ

Pay for use of home toilet