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ASKA。ああASKA。あの日以来、ずっと私は『ギフハブの謎』について考え続けており、寝ても覚めてもASKAである。おそらく明日もASKAである。昨年末、そんなASKAさんの公式ブログに、とても気になる事が書いてあったのをご存知だろうか?

それは2016年12月29日の「事実は小説より奇なり。」というエントリー。ざっくり説明すると「なぜ提出したお茶が “陽性” になったのか?」の謎について語っているのだが、なんとASKAさんは「頂いたコメントの中に、正解者がいたことに驚きました。」と書いているのだ! “お茶陽性の謎” を解いた人物がいるというのだ!!

・膨大な量のコメントから4つの説を絞り込んだ

ASKAさんブログの投稿には、それぞれ膨大な量のコメントが付いている。あたたかい応援のメッセージから、見るに堪えない誹謗中傷、そして「こうだったのでは?」的な推理まで、すべて確認してたら日が暮れる……ほどの量が書き込まれている。

だが、そんな膨大なコメントの中から「おそらく、この4つのうちのどれかだ」と、回答を絞り込んだ男がいる。ロケットニュース24の顧問ドラッグ事情通、ボブ麻亜礼(まあれい)氏だ。ここからは、ボブさんとの対話形式で答えを見つけていきたい。

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──ボブさん、なんでも4択に絞り込んだとか!?

ボブ「あぁ。大変だったぞ。とにかくASKAブログには、すんげえ量のコメントが付いてるんだから。いろんなエントリーのコメントを、ひとつひとつ見ていった。ひとつひとつな。誹謗中傷もひどかった。かたよった考え方の人もいるんだな」

──おそらく、そんなに真剣にコメントを見たのは、この世でASKAさんとボブさんだけです。

ボブ「まー、とにかく様々な意見や推理が書いてあった。いろんな考えの人もいるんだな、そうなんだ〜、そっか、そうか〜、と思いながら見ていったよ。某国でカルト指定された某団体が黒幕と書いているユーザーもいたりしてな」

──その話はそのへんにしておいて、絞った4つの可能性を教えて下さい。

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ボブ「ん。まずは、科捜研の判定は “判定不能” だったのに、科捜研以外の何者かが “クロ(陽性)” とした……って説な。お茶だから判定不能だったと。ASKAも『科捜研は正しかった』みたいなことを過去に書いていたし、一番リアルだわな」

──科捜研は「真実」を知っているのだけれど、それを発表できないのでは……と書いている人もいましたね。

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ボブ「次の説は、めっちゃ単純なんだけど、ASKAが提出した検尿用コップの中身(お茶)を、何者かが『覚醒剤反応が出る別人の尿』とすり替えた……ってヤツな。この説でもASKAの『科捜研は正しかった』という発言と矛盾はしていない」

──なるほど。いずれにしても、なんとしてでもASKAさんを “クロ(陽性)” にするため、何らかの工作を “何者か” が行ったということですね。

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ボブ「3番目は、究極にシンプルだけど “警察が検尿用コップに覚醒剤などを入れた” って説。科捜研が検査する前に、ASKAが提出した検尿用コップ(お茶)の中に “反応する何か” を入れたという説。でも “そもそも無理” という意見もあった」

──ありましたね。お茶に覚醒剤を混ぜたとしても陽性反応は出ないという意見が。

ボブ「わりと説得力あったよな。陽性反応が出るのは “人間の排出物からのみ” みたいなことが書いてあった。本当なのかどうなのかは知らんけど、すごい説得力あった。そもそも “お茶を提出した” という事自体がウソであるという意見だった」

──どうなんでしょうねぇ。で、ボブさんが選出したラストの説は?

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ボブ「ウン、4番目は、2014年の逮捕前に使っていた検査キット用のスポイトでお茶を入れたので、2年前の成分が残っていたって説。なんでも、遠い昔の逮捕前の時代、ASKAは自分で覚醒剤の検査キットを使って、自分で調べていたらしく……」

──おもしろい推理ですねこれ。

ボブ「でも、大昔に自分のオシッコを吸い取ったスポイトを保管しておくかァ? しかも、すぐ手に取れる場所に、そんなもん置いておくかァ? とか、いろいろ疑問に思う推理だわな。でも、おもしろい考え方だ。座布団1枚あげたいな」

──ん〜、どれなんでしょうね。そもそも、この4つ以外という可能性もあるわけで。

ボブ「大いにある。オレが “これは絶対に無いだろ” と思ったコメントが、まさかの正解かもしれないし。まあでもオレの予想は『推理1』だな。以前にも記事にしたけど、警察がシロをクロにするなんて、ぜんぜん珍しいことじゃないからな。いずれにしても、そのうちASKAがブログや小説とかで発表してくれると思うよ」

参照元:aska_burnishstone’s diary
執筆:GO羽鳥
協力:ボブ麻亜礼
Photo:RocketNews24.