J-POPの黄金期だった90年代。ミリオンヒットが連発し、CD、カラオケなどの音楽ビジネスは最盛期を迎えた。そんな音楽バブルの頂点にいたのが「CHAGE&ASKA」である。だが、人生山あり谷あり

近年のASKAさんは、音楽以外の部分で話題になることが多かった。それだけに、音楽活動を再開した時、ホッとしたファンは多いのではないだろうか。なんとこの度、チャゲアスの復活についてASKAさんがブログで言及している。

・ASKAさんがブログを更新

一時は、ドラッグ騒動謎の組織「ギフハブ」との闘争などについて、頻繁に更新されていたASKAさんのブログ「aska_burnishstone’s diary」。音楽活動再開となったシングル『FUKUOKA』もこのブログで告知されるなど、現在のASKAさんを知ることのできる唯一の手段となっている。

最近は、音楽についての内容が多かったが、2017年7月20日に投稿されたエントリー「そろそろ、おやすもうかな。」でチャゲアスの復活について言及されている。内容は以下の通りだ。

「それまでの僕は、開かないシャッターの前で、それが開くまで、何日も何ヶ月も待っていました。そうすれば、やがてシャッターは上がります。
(中略)
もしかしたら、シャッターが壊れていて、相手も、一生懸命シャッターを開けようとしていたのかもしれませんからね。嘘でもいいんだ。理由を言ってくれれば。
(中略)
開かないシャッターの前で、声を枯らすより、歌を歌って、声を枯らしたい。
(中略)
これは、さる相手との話でね。「CHAGE&ASKA」は、やりますよ。いつか、きっと。そのために、お互い、ソロ活動をしているわけですから。ただ「今か、今か」と、みなさんを待たせるようなことはしたくない。それだけなんです」

──ASKAさんらしい詩的な表現で、どこまで進んでいる話なのか計りかねる部分もあるが、ASKAさんの気持ちは一つのようだ。

・Chageさんの想い

一方、Chageさんが2017年5月3日に出したシングル『たった一度の人生ならば』には、以下のような一節が登場する。

「たった一度の人生ならば めぐるすべてがはじまりなのか」

曲中で印象的に繰り返されるこのフレーズ。なんとも意味深である。なお、このシングルのカップリング曲である『愛すべきばかちんたちへ』は、チャゲアスのセルフカバーで、詞も曲も2人の共作である唯一の楽曲だ

はたして、シャッターは開いたのか。チャゲアスはまたはじまることができるのか。答えはこれからの2人が出してくれることだろう。

参照元:aska_burnishstone’s diary
執筆:中澤星児

▼ASKA『FUKUOKA』

▼Chage『たった一度の人生ならば』