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ポテトチップスは「食感が命」だと、私(佐藤)は考える。サクッ! パリッ! あの食感があってこそ、ポテトチップスではないだろうか。そうだろ、そうに決まっている。食感を否定するということは、ポテトチップスの存在意義を否定することだ、そういっても過言ではないだろう。

それなのに! 何とカルビー自らが、その存在意義を否定するような商品を販売していた。その名も「ぬれじゃが」だ。“ぬれ” だと!? ポテチに “ぬれ” 要素など必要ないだろう! そう思って食ってみたところ……。うめぇええええ! 何コレうめぇえええ!! 当編集部メンバー大絶賛の逸品だった!

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・カルビープラスで販売

この商品はコンビニやスーパーでは販売していない。取り扱っているのは、カルビーのショップ「カルビープラス」だ。東京都内だと、原宿竹下通り・お台場・東京駅に出店している。北海道は新千歳空港、大阪は心斎橋、福岡は博多阪急にそれぞれお店がある。そこでしか購入することができない。

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・水分はいらない

それにしても、なぜカルビーはこんな商品を作ったのだろうか? サクッ! パリッ! こそがポテチの奏でる音であるはず。そこに “ぬれ” とか “しっとり” とか、水分を連想する表現なんか、いらないのである。

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・硬派だったはずのアイツが……

「しっとり甘醤油」、これがせんべいなら納得する。しかしこれはポテチだ。しっとりしていなくていい! まるで、硬派を気取った部活仲間が、突然メソメソし出したみたいじゃないか。「お前、そんなヤツだったのか!? この腰抜け野郎!」と罵倒したい気分である。

ところが! である。

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・あれ? ウマいやないの~

騙されたと思って食ってみた……。一口食べた瞬間に私は沈黙してしまったのである。ウマいやないの~、早く言ってよ。てっきりべとべとしているのかと思ったら、そうではなかった。

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しっとりしているのは表面だけで、中身はちゃんとパリッ! としてる。甘辛い醤油の味はせんべいを連想させるものの、パリッ! とした食感は完全にポテチのそれだ。いや~、よかった。まるで硬派だった部活仲間が急にメソメソし出したかと思ったら、涙もろい硬派だったという訳だ。

という訳で、この商品はポテトチップスの概念が覆る、衝撃的逸品である。見つけたら、ゴッソリ買うがいい。1袋200円だぞ!

参考リンク:カルビープラス
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼編集部メンバー6名に食べてみてもらったところ、全員が絶賛!
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