リンゴやイチゴなど、そのままかぶりついても美味しい果物。だが、みかんやバナナなど皮をむかないと食べられない果物も多く、スイカもそのひとつである。「え? スイカは野菜だよ?」……という薄っぺらいドヤ顔は無視して、さっそく本題へ入りたい。
あなたはスイカを切るとき、何を使用しているだろうか? おそらくスイカ割りでもない限り99%の人は包丁を使っているかと思うが、残念ながらそれではスイカのウマさが半減してしまっていると言わざるを得ない。正解は手刀……つまりチョップで割るのが一番ウマいのだ。
・偶然がきっかけ
このミラクルを発見したのは、偶然中の偶然である。河原での取材に向かう途中、スーパーに立ち寄った際の出来事だ。テンションが上がりきった我々が、普段は見向きもしないスイカを「川で食べようぜ!」と勢い任せに購入したことがきっかけであった。
河原でほどよく遊んだ後「スイカ♪ スイカ♪」となったのだが、肝心の包丁がない……。棒でも探してスイカ割りにしようかとも思ったが、都合のいいサイズの棒なんてそうそう落ちているもんじゃない。そんなとき、誰ともなく出た案が「チョップ」である。
・チョップでスイカを割ってみた
河原にいたメンバーは全員が大の大人……というかおっさんだ。「スイカくらい余裕で割れるだろ」と思っていたのだが、これがなかなか難しい。一番手の中澤が見とれるほど美しいフォームのチョップを繰り出したことにはビビったが、問題は2番手の佐藤だ。
中澤の一撃でパックリと割れ目が入ったスイカ。あとちょっと力を入れれば完全に割れるトリプルリーチ状態を見て「俺がやる! 俺がやる!! こんなもん一発で割れなきゃだらしねえッ!!」と、佐藤が叫んだ。そしていざ、「佐藤チョォォォオオオオオップ!」と手刀を振り下ろすと……!
ウソだろ、全然割れてねぇえええええええ!!!! 超ダセェェェエエエエエ!
……と、みんなでキャピキャピ言いながら割ったスイカはマジで抜群のウマさ。その場にいた全員が「こんなウマいスイカ食ったことねえ」「どっちかと言うとスイカ嫌いなんだけどウマい」「この夏食べたもんで一番ウマい」と、チョップで割ったスイカを大絶賛していた。
・過去最高にウマいスイカだった
チョップで割ったスイカがこんなにウマいとは想像できなかったが、6人中6人が普段よりウマいと述べていたことは事実である。なお、「元々ウマいスイカだったのでは?」「テンション上がってただけでは?」という意見についてはあえてノーコメントとさせていただきたい。
個人的にも史上最高にウマく感じたチョップ割りスイカ。機会があれば、ぜひ一度試して欲しい。その際、1人でやると涙があふれて止まらない可能性もあるから、大勢でワイワイ楽しむことをオススメするぞ!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ほぼ割れたところを……
▼とどめ。
▼よっしゃ。
▼みんな夢中でスイカを食べる。
▼中澤「こんなウマいスイカ食べたことない」
▼佐藤「最高だな」
▼「どっちかというとスイカ嫌いなんだけどなぁ」
▼夏の思い出~♪ 手をつないで~♪
▼最後にもう1回。こんなにキレイなフォームある?