海の日も過ぎ、夏一直線の日本列島。各地で猛暑日となり、ニュース番組などでも盛んに「今日も暑かったですね〜」との声が聞かれる。

さて夏に注意しなければならないことの一つに、「犬の散歩」が挙げられるだろう。灼熱の太陽に照らされた地面は、とんでもなく熱い。そんな所を肉球丸出しのワンコが歩けば、恐ろしいことが起こるのは必至だ。現在、その恐ろしさがよく分かる画像が注目を集めている。

・傷ついた犬の肉球の写真

この度「米国人道協会( Humane Society of the United States)」が公式 Facebook ページで1枚の写真を公開した。そこに写っているのは、痛々しく傷ついた犬の肉球。何カ所も大きく皮膚が破れており、血が見えている。なんでも熱くなった地面の上を直接歩いたことが原因で、犬の肉球が傷ついてしまったというのだ。

うーん、本当に痛そう。熱い地面って、こんなにも恐ろしいものだったのか。米国人道協会も「犬の散歩に出るときは、かならず路上が熱くなっていないか確認して下さい。あなたにとって熱すぎるのであれば、犬にとっても熱すぎるのです」と警告している。

・手の甲を地面に5秒つけてみて

では “熱すぎる” とは、どれほどの状態を指すのか? 海外メディア『The Dodo』は、地面が熱すぎるかどうか確認出来る簡単な方法を紹介していた。手の甲を地面につけ、5秒間そのままでいられないほど熱かったら犬を散歩させてはいけないという。

また米動物愛護シェルター「ノックス郡人道教会(The Huma Society of Knox County)」も、気温31度のときアスファルトは61度まで熱せられるそうで、60秒で犬の肉球にダメージを与える恐れがあると発表している。

ということで犬の散歩はアスファルトの熱くなっていない早朝や夕方、夜などがいいのだろうが、昼間でないと外出できないときもあるかもしれない。そういった場合は「犬用の靴を履かせる」「芝生だけを歩かせるようにする」などの対処法もあるようだが、やはり炎天下での散歩は避けるのが無難だろう。これからが夏本番。大切な犬の足が傷つかないように、飼い主がしっかり気をつけよう。

参照元:The Dodoi Heart Dogs.com(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ