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舛添要一さんの政治資金問題を引き金に始まった2016年東京都知事選。これまでに出馬を表明した人物は、マック赤坂さん、小池百合子さんなどなど11人。

そして、本日7月8日14時、都知事選への出馬が取りざたされている石田純一さんが、記者会見で「野党の統一候補なら立候補する」という意思を表明。記者会見の様子は全国的に注目され、同日放送の『ミヤネ屋』でも紹介された。その内容は以下の通り。

・会見の内容

まず、会見の前に、石田さんの隣に座る市民団体の方が言ったのは「今回の会見は、出馬会見ではなく野党4党の統一候補でどうでしょうか? 野党の方にオファーする場」とのこと。それに次いで石田さん(以下、石田)が話し出した。

石田:「石田純一です。たくさんの方にお集まりいただいたことに恐縮しております。今、鈴木さんからお話しがありましたように市民団体、市民連合の方からいろいろ要請がありまして、意見交換をさせていただきました。結論を申し上げますと、野党統一候補であるならば、是非出させていただきたい。

ただ、いろんなご意見があると思うんですけど、我々、普通の市民の生活と政治がちょっとかけ離れてたりとか、なかなか進まないことが凄くあると思うんですけども、実際の話、待機児童とか学べる自由、安心して子供を産めるそういう空気、老後も不安なく過ごせるそういう社会がもうちょっと具体的に実現していけばいいな。

と、そういうふうに個人的には思っております。もう一度言わせていただきますと、地域に “愛”、子供たちに “夢” をという平和で安心できる暮らしを強力に実現して、子育てを安心してできる……と、そういうところを市民のみなさんとも話し合ってきました。とはいえ、野党が結集しないとですね、今の現状ではなかなか想いを力に変換していけないと思います。

そこで、野党統一候補ならぜひ、受けさせていただきたい。そして、野党統一候補が必要だと考えるんですけども、これが他の方に決まったら、それでも喜んで応援させていただきたいと。そして、現状では野党が統一候補を出せず、分散して出るというのであれば、私が降りて、市民の側と寄り添って応援していきたいな、という風に感じております」

──どうやら、出馬会見ではなく、野党4党にアピールする会見であったようだ。

その後も「中央政府は、票や選挙のことを考えて、これからやるべきことをあまり出さない。争点をズラしたり、争点を隠すことで、多数決さえ取れれば後は勝手にやっちゃう」や「実際、野党の統一候補になれる可能性は10パーセント以下」など早くも石田節が炸裂していた。混迷の度を深めている都知事選。一体どうなってしまうのか? 都民の見る目が問われている。

参考リンク:情報ライブ ミヤネ屋
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼時に笑いも取る石田節
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