CTU(テロ対策ユニット)のジャック・バウワー捜査官が、大規模なテロを阻止すべく活躍する、巻き込まれ型アクションドラマ『24 TWENTY FOUR』。世界中で、多くのファンに指示されてきた本作のスピンオフ版『24:Legacy』が製作されることを記念して、オリジナル版に登場した俳優達のその後を追ってみることにした。
そして今回は、元CIAエージェントのカッチョいいハゲ、ガエル・オルテガ捜査官を演じたジェス・ボレッゴにスポットライトを当ててみたい。彼の場合は、『24』シリーズの ‟その後” よりも ‟その前” の方がナカナカ興味深いのである。
・アパッチ族の血が流れるエキゾチックなジェス
ハゲといっても本シリーズに登場するジェスは、ロン毛風の髪をオールバックにしたスタイルで、てっぺんハゲや丸ハゲとは異なる ‟前髪前線がヤバい系” のハゲである。
しかし、ハゲかけているとは言え、パっと見で中東系なのか南米なのか判別がつかず、インド系にも見える彼は、なんともエキゾチックでセクシー!! そんなクロスオーバーな風貌を持つ彼は、実は、米原住民族のアパッチ族出身なのだという。そう言われると、なんだか妙に納得である。
・『24』でジェスの役どころは!?
人種の垣根を超えた特異なルックスを活かし、今までに彼は中東系やラテン系などの役を演じて活躍してきた。
そして、『24』ではシーズン3から登場し、メキシコの麻薬王ラモン・サラザールの組織に潜入するスパイ役として出演。組織が仕掛けた殺人ウィルスの流出を阻止しようするが、彼自身がウィルスに感染して絶命してしまう。本シリーズでは、ジャックに関わった人はほとんど命を落としてしまう運命にあるが、ガエルも例外ではなかった。
・歌って踊れるミュージカル俳優だった!!
本作におけるストイックな捜査官役のイメージが強かったせいか、ジェスの経歴を調べているうちに、彼がミュージカル俳優だったと知って驚いてしまった。
彼が、ピチピチのタイツやレギンスをはいて歌って踊っているところなど想像し難いが、1980年代の人気ミュージカルドラマ『Fame』にレギュラー出演していたのである。カリフォルニア芸術大学で舞台芸術の学位を取得した彼は、テレビや映画出演をこなすかたわら、ステージでもミュージカル作品に登板して、舞台に情熱を注ぎ続けているようだ。
近年は、法廷サスペンスドラマ『American Crime』に出演し、2016年は、映画出演作が4本待機中という引っ張りだこのジェス。エイジレスでエキゾチックな容姿を武器に、テレビや映画、演劇といった業界を問わず、これからも活躍してくれそうだ。
参照元:IMDb(英語)
執筆:Nekolas
イラスト:マミヤ狂四郎
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▼『24 TWENTY FOUR』ファイナルシーズンの予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=ko5K9WEIfxk
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