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1973年7月20日、この日はブルース・リーが亡くなった日だ。世界に彼の名を知らしめた映画『燃えよドラゴン』公開直前の突然死だった。享年32歳。

その死因はいまだに謎に包まれている。てんかん、薬物による中毒死、暗殺など様々な説があるなか、ネット上で新たな説が浮上したもよう。それによると、ブルース・リーの死には日本の暴力団が関連しているというのである。

・ブルース・リーの死には日本の暴力団が関わっているという説

この驚きの説を報じたのは、台湾メディア『China Times』などだ。しかし、さかのぼると約1年前ほどから中国大陸のメディアでも似たような内容を確認することができる。ブルース・リーの死が、一体どう日本の暴力団と関連したというのか。流れをザックリ説明すると以下のとおりだ。

ハーセンというブルース・リーの私設アシスタントが、死因を「脳浮腫」とする見解を疑問視。独自に調査を始める。

アメリカの人体学者に調査依頼。

3カ月後、“ある人物” の来訪ののち学者が行方不明に。調査記録、資料全てが消えてなくなる。

・謎の日本人が来訪後に失踪か

学者宅のメイドによると、博士を訪ねてきた “ある人物” とは謎の日本人数人なのだという。その後、博士は調査を中断。そして、デスクの前で心ここにあらずと言わんばかりに茫然としている様子が目撃されたのだとか。そして失踪。

もしこの話が本当なら、“謎の日本人” が博士の調査中断、失踪に関わっている可能性が高いだろう。

・暴力団か関与?

ハーセン氏がそんな情報を得て3週間後、日本である出来事が起こっていたという。日本のある会社が開発した電気刺激を与えて筋肉を鍛える機械が、健康を害するとして販売停止になったというのだ。

ハーセン氏によると、ブルース・リーも死の1年前から類似のものを使用していたという。ブルースが使用していたものを確認せねば、と考えたハーセン氏だが、なぜか機械が見つからない。その機器をブルース・リーに勧めたのは、ハーセン氏とは別のアシスタントだというが、彼はブルース・リーの死から2日後に辞職、行方不明に。何もかも不思議な消え方をしていたそうだ。

しかも、探偵の調べによると、販売停止となった機械のメーカーのボスは、有名暴力団の関係者だったのだとか。……これって、もしかして?

──以上である。

謎の日本人、その後の博士の失踪、そして日本の有名暴力団……これらが事実なら、確かに不可解な点はいくつかある。しかし、だからと言って暴力団が直接関与していたという事実を読み取るのは難しい。うーん……。それとも公表できない秘密が背後にあるのだろうか? 

公式には脳浮腫と発表されているブルース・リーの死因。しかし、死後40年以上経つ今も、次から次へと新説が飛び出すのは、彼の残した言葉、生き様が魅力的で、その死があまりにも衝撃的だったということだろう。

参照元:China Times今日頭条(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.