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様々な分野で、人類未経験ゾーンへひた走り続ける中国。「バブルが崩壊するよ~するよ~」と言われながらも、本年は「爆買い現象」をクリエイト。わかりやすそうで、なかなか予測が難しい奴だ。時にマジカル。時にパワー。我々の常識を超えた姿はまさにXファイル! 表現しがたい魅力で私たちを包み込む。

2015年、ロケットニュース24では爆発、尻から油、男性の胸が爆裂成長と数多くの中国魔訶不思議アドベンチャーをご紹介してきた。そして本年の締めとして、私、沢井メグ・スカリーが厳選した “中国のXファイル的事件8選” を振り返りたい。

その1:【中国】男性「爆発事故怖い。ガス漏れしてないかチェックしとこ」→ 実際に火をつけて確認 → 家が爆発

中国と言えば爆発。何かと爆発事故が相次いでいるが、ある男性が自分の家もガス爆発してしまうのではないかと心配になったそうだ。そしてガス漏れチェックのため、ライターで火をつけたところ……家が爆発。嘘でしょ。

幸い怪我人はおらず、本人もなぜかドヤ顔で地元メディアの取材に答えていた。その映像もバッチリととらえられている。とにかくめげない姿勢には、グっとくるものがあった。

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その2:【衝撃】中国で “天然鮭” を食べたら肛門から油が止まらなくなる事案発生 / 食品偽装の疑い! 近年多発か

中国と言えば食品偽装。何かと食の安全にまつわるニュースが取りざたされるが、今回は「天然鮭を食べたら肛門から油が止まらなくなる」という事案が発生したそうだ。

その謎の天然鮭の正体は深海魚「バラムツ」。人間が食べると尻から油が止まらなくなる毒魚である。バラムツを鮭と偽って提供したと見られているが、被害者の男性は鮭を食べるのが初めてだったので、その味の違いに気が付かなかったそうだ。

その3:【衝撃歴史画像】ウソだろ!? 中国の歴代皇帝の靴がどう見ても “ナイキ エアジョーダン” だった / ネットの声「完全に一致」

世界のパクリ大国と言えば、中国。なのだが、今回は中国の方が数百年早かった! なんと中国の歴代皇帝の靴がどう見ても “ナイキ エアジョーダン” だというのだ。確かに画像を見てみると、完全に一致。時空でも超えたというのか……まさにXファイルと言えるだろう。

その4:【違う、それやない】中国で地方政府が村に墓地の “緑化” を要求 → 村が墓を緑色に塗って “緑化” していた件

中国と言えば、深刻な環境問題を抱えていることでも知られている。緑化が急務とされているのだが、中国で行われた緑化がヤバすぎた。いや、たしかに「緑化」には違いないが、違う、それやない! ……ペンキで緑に塗るってバレないわけないでしょ? ね? 

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その5:【中国】男性が川に飛び込み自殺 → 川の水が死ぬほど臭くて吐きそうになる → 自殺断念 → 救助され命の尊さを知る

環境汚染は、ときに人の命を奪ってしまう……ものだと思っていました! まさか救ってしまうなんて!! 中国で男性が川に飛び込み自殺するも、川の水が死ぬほど臭くて、自殺を断念。そのまま流され、警察に保護されたそうだ。

死ぬほど汚い水のなかで、男性は「自殺しようだなんて、なんて恐ろしいことを考えたのか」と反省したそうだ。いのちは、尊いもの。

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その6:尻にオモチャが刺さった男が病院に現れる → 男「痔を切除しようと思った」→ 医師「痔ではありませんが」

中国の尻に何かが刺さる事件。これはロケットニュース24が密かに注目している不思議事件だ。わりと高い頻度で報じられるのは、人口の多さゆえなのか。そして、多くの負傷者は尻に何かが刺さった理由をこう語る。「手持無沙汰だったので」と。この世は、謎に満ちている。

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その7:【食べすぎ注意】男性がチキンを食べまくる → 胸が猛烈に成長! ついに隠し切れないCカップに

男性がチキンの過剰摂取 → お胸が爆裂成長。信じられない話だが、中国ではたま~に持ち上がるトピックだ。成長ホルモン剤が打たれていた鶏肉ではないか、と言われているが定かではない。ちなみに、鶏肉のほか豆乳を飲み過ぎてDカップになったオジサンもいた。

その8:【救出劇】バス走行中に飛び降り自殺を発見 → 緊急停車! 運転手が飛び出し自殺者を確保 → バスに乗せて警察へ / ネットの声「すごい瞬発力だ」

エエ話やないか。まさに英雄! 類まれなる瞬発力!! そして判断力。昼間はバスの運転手、夜は悪い奴から街を守るヒーローなんじゃないかと思うくらいである。

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──以上が、なんかよくわからないけど、「あ、中国」と思っちゃう不思議事件8選である。事件の原因は、とんでもない化学反応、ナナメ上すぎる勘違い、はたまたドジっ子案件だったりとさまざまだ。困難を自ら創出し、それを全裸で真正面から受け止め続ける姿勢は、我々の想像を超える結果を生み続けている。きっと、これからも!

そんな不思議事件を、引き続きグレートファイアウォールの内外から眺めてみたいと思う。

執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.