akimitsu1

毎年この時期になると、アノ大物歌手の動向に注目が集まる。その歌手とは小林幸子さんだ。今年は紅白歌合戦の特別枠で出演するとのこと。実に4年ぶりに巨大衣装が見られるとあって、ネット上ではすでに話題になっている。

彼女は通称「ラスボス」と呼ばれているのだが、そんなラスボス感がハンパない料理が存在した! ラスボス? 料理? どういうこと? と思った方は、東京・浅草の「下町天丼 秋光」に行ってみるといい。ここの1日限定5食、5550円の天丼の見た目がまさにラスボスッ!!

・名店の5代目

ここは、2015年3月にオープンした新しいお店だ。しかしただの新店ではなく、三ノ輪にある「土手の伊勢屋」の5代目が出店した天丼専門店である。近年増え続ける外国人観光客をターゲットに、由緒正しき天丼の味を提供しているのだ。

akimitsu2

・規格外のメニューが……

さて、ここの定番は旬の食材を使った五代目天丼(2500円)なのだが、メニューのなかで強烈なインパクトを放っているのが、「五代目天丼 極」である。メニューの写真を見てかなりビビる。デカい、オマケに5550円とかなり高額。しかしながら、そのボリュームからして値段は妥当ではないかと納得してしまう。だって、お祭りやんけ!

akimitsu4

・これはラスボス!

実物を見ると、強烈な見た目に言葉を失う。山だ……。いや、山のように静かではない。城だ……。いや、城のように均整がとれていない。まるでうごめく何かだ。てっぺんに盛られた穴子の骨の天ぷらが触手のように見えてくる……。こ、これは……、ラスボスッ!

akimitsu5

・シェアOK

メニューに「シェアOK!」と書かれているように、本来は取り分けを前提にしているはずである。その証拠に、私(佐藤)が注文したら、「結構量が多いですよ」と一言アドバイスを受けた。限定5食と聞いて黙っている訳にはいかない。この後誰がこのラスボスに挑むかはわからないのだ。ここで引けるか、頼もう!

akimitsu7

・隙がない

かなり時間がかかるのかな? と思ったら、考えた以上に早く出てきた。デデン! とテーブルに鎮座するさまは王者の風格。RPGでまさしくラスボスに対峙した時のような緊張感である。

前方には穴子の骨の触手。

akimitsu10

後方にはエビ天のしっぽ。隙がない……。

akimitsu8

・巨大な穴子天2体

丼と対峙しているだけで、おどろおどろしいBGMが脳内再生されそうだ。なかでも、穴子天のデカさがハンパない。大海老さえも小物に見えるレベル。1体だけならまだしも、それが2体もご飯の上に横たわってるじゃないか……。

akimitsu13

・最後にご飯

威圧感のあるルックスに圧倒されている場合じゃない。少しでもこの牙城を崩すべく、箸を進めるしかない。城を取り巻く天ぷらたちを、徐々に切り崩し、ようやく突破口が見えた頃、その先にあるのは……。膨大なご飯であった……。食に自信のある人はぜひ一度挑戦してみて欲しい。最後の砦、丼いっぱいのご飯に失望しないように……。

・今回訪問した店舗の情報

店名 下町天丼 秋光
住所 東京都台東区浅草1-26-5 ROX3G 1F
営業時間 10:30~21:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

akimitsu5

akimitsu7

akimitsu6

akimitsu8

akimitsu9

akimitsu11

akimitsu12

akimitsu13