「テクノミュージック」それはシンセサイザーの音を中心に作られている音楽のことを言う。そして現在、シンセサイザーの代わりにパソコンが使われるようになり、簡単にテクノミュージックを制作することが可能となった。
だがしかし、あえて時代に逆行した方法でテクノミュージックを制作しているミュージシャンがいるのだ。今回はその内容を動画「MECHANICAL TECHNO DEMONSTRATION」と共にご紹介したい。
・制作者は、ロンドン在中のミュージシャン
動画の制作者は「グラハム ダニング(Graham Dunning)」さんというロンドン在中のミュージシャンだ。このグラハムさん、特殊な方法でテクノミュージックを制作していて話題となっている。
・まるでピタゴラスイッチ
動画の内容は、多種多様な仕掛けを施した5枚のアナログレコードをまるでタワーのようにどんどん重ねていき、それらを同時に再生すると、最終的にテクノミュージックが完成するというものだ。
3分40秒あたりから全てのレコードが同時に回る様子を見ることが出来るのだが……なんかこれ、どっかで見たことあるぞ……あ! ピタゴラスイッチだ!! というように、音が鳴る “カラクリ” を楽しめる映像となっているゾ!
・本当の意味で ”音” を ”楽” しむ動画
パソコンを使えば、同じようなサウンドが簡単に出来てしまうところを、多大な時間と労力をかけ制作されている様子を収めたこの動画。公開から7日間で66万回以上も再生されているというから驚きだ。
グラハムさんの作ったこだわりの音楽は、一見時代遅れとも思える非合理的なもの。しかし、本当の意味で “音” を “楽” しんでいるのは、むしろ彼の方なのかもしれない。
▼こちらが、動画「MECHANICAL TECHNO DEMONSTRATION」だ。