自撮り写真や、セルフィーという言葉が一般的に浸透するようになったが、自分で自分を撮った写真を客観的に見るのは案外難しい。自分ではカッコ良く写っていると思っても、他人が見たらそうでもない……なんてことはよくある話だ。
写り具合を確認したくて友達に感想を求めたとしても、正直に答えてくれるとは限らない。そんななか、Twitterに自撮り写真を正直に評価してくれるボットが登場して、注目を集めている。ボットとは、自動でタスクを実行するアプリケーションソフトのことだが、FacebookやInstagramに自撮り写真を投稿する前に、ボットの客観的な意見を聞いてみてはどうだろうか!?
・自撮り写真を評価してくれるボットがTwitterに登場!
嘘偽りなく自撮り写真を評価してくれる、Twitterの ‟Selfie Bot:セルフィー・ボット” を開発したのは、「Convolutional Neural Networks:コンヴォルショナル・ニューラル・ネットワークス」社のアンドレ・カーパシイ氏だ。
彼は、200万もの画像データを基に、視覚認識モデルに写真写りの良し悪しを学ばせ、ボットが自撮り写真を評価できるシステムを作ったのである。
・Twitterに画像を送ると採点を返信してくれる仕組み
使い方は至って簡単で、Twitterのアカウント「@deepselfie」に自撮り写真を送るだけで、自動で分析結果が返信される仕組みだ。
セルフィー・ボットに投稿された自撮り写真を見ると、ボットが「あなたの自撮り写真のスコアは56パーセントです。かなり良し」とか、「あなたの自撮り写真のスコアは43パーセントです。この写真はどうかなあ……」と言った具合に答えている。人に言われたら ‟ムカっ!” ときそうな返信でも、ボットなら許せてしまうかもしれない。
・ボットとはいえ画像の好みがあるらしい
そして、ボットとはいえ写真の好みがあるらしく、今までのボットによる評価結果を分析したところ、被写体が女性の場合は採点が高い傾向にあることが判明。
また、画像の真ん中に3割以上が顔を占め、顔が少し斜め向きでロングヘアの場合も得点が高くなるとのこと。さらに、フィルターをかけた画像や白黒写真もボットのお好みのようだ。
セルフィー・ボットは、写真でなくてもイラストや絵画も評価してくれるので、遊び半分で投稿してみても楽しいかもしれない。ちなみに、天才画家ヴァン・ゴッホの自画像は、45.6パーセントのスコアを獲得したそうだ。
参照元:Twitter [1] [2] [2]、The Washington Post(英語)
執筆:Nekolas
▼ヴァン・ゴッホの自画像の得点は45.6パーセント
https://twitter.com/abbyohlheiser/status/659101189070540800?ref_src=twsrc^tfw
▼沢井メグが試してみたところ……
@deepselfie How about this one? pic.twitter.com/FK8NEwDbBL
— 沢井メグ@翻訳者 ライター 台湾翻訳マンガ「用九商店」全5巻&「DAY OFF」好評発売中! (@Megmi381) November 4, 2015
▼瞬時に結果が返ってきた! 55.8パーセントでした!!
@Megmi381 looking at https://t.co/whDFlN9xMP your selfie gets a score of 55.8%. Good one.
— Selfie Bot (@deepselfie) November 4, 2015