DroneDefender2

危険なことに使う人がいなけりゃ、そんなに騒ぐこともないのだが……話題の小型無人飛行機「ドローン」。最近ではオモチャとして広く販売されるようになり、搭載されたカメラで空撮なんかも出来ちゃう優れものである。

だがしかし、進入禁止の場所を上空から無断で撮影しようとしたり、本物の銃を搭載する等の事件が発生してしまったのだ。今回は、それらの事件に対抗するべく開発されたという、ドローン専用のライフル銃をご紹介したい。

・ドローン専用のライフル銃

そのライフル銃の名前は「バテル ドローン ディフェンダー」(Battelle DroneDefender)という。開発したのはアメリカの大手研究機関「バテル記念研究所」だ。実はこの銃、弾丸の代わりに電波を発してドローンの操作を不能にするのである。

・有効距離は400メートル

そしてスペックだが、射程の有効距離が約400メートル、重さは4.5キロ。スイッチを入れてから0.1秒以内に起動して、約5時間の連続使用が可能とのこと。スゴイ性能なのかどうかはわからないが、なんとなく十分な気はする。

・ドローンを生け捕り

前述の通り、このライフルからは弾丸の代わりに電波が発せられるのである。そして、その電波で操作を不能にして……やがてはハイジャック! つまり、ドローンを“生け捕り”に出来るというものなのだ!!

・思わずツッコミたくなる動画

動画で見ることの出来るドローン追撃の様子が、これまたなんともシュールで面白い。15秒あたりで、サングラスをかけた “いかにもスナイパー風” の男が登場してドローンに銃を向けるのだが……。

発せられる電波は見えないので、スナイパー風の男はただひたすら銃を向け続けるだけ。銃から何も発射されない地味な映像に、だんだんもどかしさが込み上げきて、最後には「そんだけ狙っといて結局撃たんのかい!」と思わずツッコミたくなるゾ!!

・驚きの動画再生回数

しかも、この動画の再生回数がまた凄い! 2015年10月14日に公開してからわずか4日間で48万回以上というではないか!! ただドローンを狙っているだけの動画がこんなにも話題になるとは驚きだ。

何かと物議を醸している「ドローン」だが、価格もかなり下がってなってきており、今後さらに入手しやすくなることだろう。こういったライフルに狙われることのないよう、安全に使用したいものである。

参照元:YouTube
執筆:K.ナガハシ

▼これが「ドローン専用のライフル銃」だ!