【検証】『カラムーチョ山ワサビ味』は北海道産「本物の山ワサビ」の代わりになるのかやってみた

突然だが、筆者の大好物の一つに北海道特産の「山わさび」がある。すりおろして、醤油を数滴垂らし、ご飯や刺身、ステーキ等と一緒に食すと、さわやかな辛さと自然の甘みが広がって、まさに至福のひと時を味わえるのだ。

どうして山わさびはこんなにウマいのに、全国区の食べ物にならないのだろうか？　気候の問題で本州では山わさびが栽培しにくいことは理解できる。しかしなぜ『山わさび味のスナック菓子』までもが、北海道地域限定の販売なのだろう？

そこで筆者は考えた。『山わさび味のスナック菓子』が「本物の山わさび」の代わりになれば、全国販売されるのではないかと……。ということで、「本物の山わさび」と『山わさび味のスナック菓子』の、食べ合わせ3本勝負をしてみたぞ!!

前述した通り、今回は食べ合わせ3本勝負。「白米」「イカ刺し」「牛肉」これら北海道の定番食材3種類と一緒に食べて、スナック菓子が本物の山わさびに対抗出来るかを試すことにした。

戦いのリングに上がるのは、チャンピオン・本物の山わさび。対する挑戦者は『カラムーチョチップス山わさび味』だ。それぞれをすりおろして、醤油をかける。あとは、「白米」「イカ刺し」「牛肉」にのせて食べるだけだ。

初戦は定番の「白米」だ。米は北海道米 “ゆめぴりか” を用意した。さっそく、ツヤツヤの白米に「山わさび」をのせて食べてみると……ウマい！　さすがチャンピオン!!　さわやかな辛さと優しい甘みがご飯にあうあう〜。

次は挑戦者の『スナック菓子』だ。これも白米の上にのせて口にほおばると……ん、微妙だ。パンチの弱いふりかけのような味である。スナック菓子の量を多くすれば食べられそうだが、本物の山わさびと比べられるレベルではない。完敗だ。

次なる戦いは「イカ刺し」だ。山わさびと一緒に食してみると……文句無しにウマい！　辛さがイカの甘みを最大限に引き立てている。まるで「出会うために生まれてきたのではないか？」と思えるほどにベストマッチだ。

続いて、イカ刺しとスナック菓子だが……ダメだ！　優しすぎて全然ボディーにこない。まるで「戦いたくありませ〜ん」と言っているかのよう。舌触りもザラっとしていて、なめらかなイカと全くスイングしない。完敗である。

続いては「ステーキ」である。筆者はこの対決のために極上の “白老牛” を購入した。ミディアムレアに焼いて、山わさびをのせて、いざ実食……うまいうまいうまぁぁああ〜い！　山わさびの辛さと、肉のうま味のハーモニーが絶ッ、妙ッ、ダァーーーッ!!

そして最後は、スナック菓子をステーキに乗せて食べてみると……ん？　んん？　んんんーーー？　合うぞ!!　ザクザクした食感とほんのり香る山わさびの香り、そしてコクのある塩味が牛肉にフィットしている。これは良いぞ！　行け、行くんだ、カラムーチョチーーーップス!!

戦いは終わった。結果は3ラウンドとも『本物の山わさび』の圧勝だ。だが、戦いのあと『カラムーチョチップス山わさび味』を単体で食べたところ超絶にウマかったから、なんとかスナック菓子だけでも全国販売にならないものだろうか。

北海道の特産品「山わさび」はご飯、そして肉や魚にも合うスーパー万能調味料である。気になった方は、インターネットか北海道内の空港で「山わさびのしょうゆ漬け」を購入してみていただきたい。開封後すぐに使えるので、これから訪れる食欲の秋にもオススメだ。

▼戦いのリングにあがる前の『本物の山わさび』

▼そして、挑戦者『カラムーチョチップス山わさび味』だ！

▼山わさびをすりおろす。

▼そして、スナック菓子もすりおろす。

▼醤油をたらして……

▼『本物の山わさび』スタンバイOK！

▼『カラムーチョチップス山わさび味』もスタンバイOK!!

▼北海道産の ”ゆめぴりか” だ。

▼『本物の山わさび』メッチャうまいぜ!!

▼一方、『カラムーチョチップス山わさび味』はパンチが弱い。

▼イカ刺し

▼やっぱり『本物の山わさび』はメッチャうまいぜ!!

▼『カラムーチョチップス山わさび味』は、ザラっとした舌触りがイカと合わない。

▼北海道産の白老牛だッ！

▼良い感じの霜降り具合

▼フライパンで焼く

▼ミディアムレア！

▼『本物の山わさび』ウマすぎるぜ……

▼『カラムーチョチップス山わさび味』も意外にいけた！

▼でもやっぱり、スナック菓子として単体で食べるのが一番!!

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