スナック菓子の3大メーカーといえば、カルビーと湖池屋、そして山芳製菓である。その山芳製菓の代表商品、「わさビーフ」がこっそりあるものとコラボをしていた。それは餃子だ。都内を中心に7店舗を展開する「薄皮餃子専門渋谷餃子」は、わさビーフ餃子というメニューの提供を2019年2月15日から開始していたのである。

どうせ、わさビーフを砕いて餃子の餡に練り込んだんでしょ? と思ったら、予想をはるかに上回る商品だった! そう来たかッ!!

・ジャッキーの店

私(佐藤)が初めて渋谷に足を運んだのはいつだっただろうか? 19歳か20歳の時だから、今から25年くらい前のことになるだろうか。この街も随分変わったな。たしかこの辺りにジャッキー・チェンの中華料理があったっけ。1度もお店に入ったことはなかったけど、ジャッキーの等身大パネルがあったんだよな~……。なんて思いながら、ふと目をやると。そこにはわさビーフ餃子。


私はこれを見た瞬間にピーンと来た。


わさビーフを粉砕して入れただけだろ?


とはいえ、1度食べておくかと思い、お店に入った。よく考えたら、薄皮餃子専門渋谷餃子に入るのもこれが初めて。2014年に渋谷に1号店ができて以来、じわじわと店舗を拡大しているこのお店の餃子は、どんなものなのだろうか?


・いざ、実食!

店に入ると、店舗中央に厨房があり、それを囲むようにしてカウンター席。左右に分かれてテーブル席がある。注文は卓上のタブレットで行う仕組みだ。私が頼んだのは当然わさビーフ餃子(6個480円)、これにご飯(194円)とスープ(86円)を別途注文した。


7~8分で注文の品は揃った。


スープがめちゃくちゃアツアツであることを除けば、何の変哲もない餃子定食である。餃子は商品をイメージしたのか、皮がほんのりと緑がかっている。


タレはいらないらしいので、そのままひとつつまんで食べてみる。スナック菓子が入ってるんでしょ? だから、食感はサクっとしてるんでしょ?


と思っていたら、サクっとしない……。それだけじゃない。辛い……。

わさビーフなんかよりも全然辛い!!


わさビーフ餃子っていうから、わさビーフ入ってると思ったのに、ごくわずかもわさビーフ入ってないじゃないか! しかも、この辛味はわさびの辛味だ。生のわさびを使ったんじゃないのか? かれえええ!


山芳製菓は監修しただけで、わさビーフを原材料として提供してる訳ではなかった。あのスナック菓子の味を餃子で再現していたのである。かれえええ!


まさか、こんな形でわさビーフを餃子にしているとは。浅はかだった、私の考えは浅はかだった。自分の考えの浅さに思わず涙が出て来そうだ……。


わさビーフ好きはチェックしてくれ。かれええ……


・今回訪問した店舗の情報

店名 薄皮餃子専門渋谷餃子 渋谷本店
住所 東京都渋谷区宇田川町30-3 アトラス渋谷ビル2F
営業時間 11:00~翌5:00 / 日曜日11:00~23:30

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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