3:クソ暑くても歩きたくなる町並み
キューバはフロリダ半島のちょい下にあるカリブ海の島国で、大体想像がつくかもしれませんが、暑いです。私が行ったのは5月の終わり頃で、日本では過ごしやすい季節だったのに、現地はやっぱり暑かった。日なたにいるのは、15分が限界といったところです。
だけど、日焼けでどれだけ体が痛くても、「俺の皮膚よ、今日も諦めてくれ」って感じで、ガンガン外に出てしまうんですよね。あの古い町並みと、時間がゆっくりと流れる雰囲気を目の当たりにすると。
ガイドブックではよく、「時が止まったような」とか「タイムスリップしたような」なんて書かれていますけど、実際に行ったら本当に時が止まっていました。特に、世界遺産にも登録されているハバナの旧市街やトリニダードはヤバかった。おかげで皮膚がボロボロになりましたよ。
2:生で聴く音楽と踊り出す人々
「ソン」と聞くと、同時に “犬のおとうさん” を思い浮かべる日本人は少なくないでしょうが、キューバで「ソン」と言えば、伝統音楽のことです。「映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のアレ」と言うと、なんとなく雰囲気が伝わるかもしれません。
今なら YouTube や iTunes でも手軽にソンを聴けますが、 ライブハウスで聴いた生のソンは、ソーーーーーーーーーーーーーーーーーーンっていうくらいパンチがありました。
さらに、その音楽を聴いていた何人かが思わず立ち上がり、最終的に観光客もキューバ人も若い人もおじいちゃんもみんな一緒になってダンスする光景もまた、ソーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
その場に居合わせた私は、迫力と熱気に頭をガツンとやられ、ライブハウスを出た後には頭髪が少し後退しているような気になりました。生のソン、恐るべしです。
1:人が明るくてフレンドリー
キューバの人は、ほぼ全員と断言したくなるほど、みなさん明るくてフレンドリー。例えば、私が街中を歩いていると、「コンニチハ? ニーハオ?」と何人もが声をかけてきます。写真を撮っていると「俺の家族も撮ってくれ〜」とバッチリポーズ。
きっと、キューバ人の人見知り率は、全人口の0.01%くらいでしょう。それにしても、平均月収が12〜25ドル(約1400円〜3000円、『trip advisor』より)と言われ、経済的には決して豊かではないのに、何なんでしょうか、この明るさは……。
「楽しく生きるために、お金は絶対条件ではない」——そんなことを、まざまざと見せつけられた気になりました。
──以上です!
他にも細かいことを言えばまだまだありますが、ページの関係上これくらいにしておきます。
・今後大きく変わってしまうかも
……と! ここまで書いて言うのも何ですが、実はこれからキューバは大きく変わりそうです。というのも、ご存知の方も多いでしょうが、1カ月ちょっと前の2015年7月20日に、キューバとアメリカの国交が回復しました。
つーことは……! キューバのあの町並みがガラリと様変わりしてしまうかも!? 町中を走るクラシックカーがなくなってしまうかも!? ……個人的に上に挙げた項目はそのままであって欲しいですが、キューバが今転換期を迎えているのは確かなようです。
とにもかくにも、これから時間が経てば経つほど変化が大きくなるでしょう。だから、旅行する予定がある人は、なるべく早い方がいいもしれませんね。
参考リンク: trip advisor(英語)
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.