静止している物体を1コマごとに少しずつ動かし、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる撮影方法を、「コマ撮り」もしくは「ストップモーション」という。膨大な手間はもちろんのこと、物語の構成やカメラアングルなどのセンスも問われる、簡単そうに見えて実は難易度の高い技術である。
「ストップモーション」で検索すると、国内外問わず、山のようにストップモーション動画が出てくるが、「これはスゴいわ!」 とビビるほど面白い作品を発見したのでご紹介したい。動画のタイトルは『Batman VS Joker Stop motion』、つまり『バットマン vs ジョーカー』だ!
・台湾のcounter656氏が作成
まずは動画の作者をご紹介しておこう。YouTubeユーザー・counter656氏だ。台湾在住・サラリーマン兼大学の非常勤講師を務める彼は、フィギュアを使用した作品を多くリリースしている。今回ご紹介する動画の他には、『ドラゴンボール』『トランスフォーマー』『ロックマン』『トイストーリー』などがあり、アニメやフィギュア全般が好きらしい。
動画は、ストップモーション技術の他にCGでエフェクトが付けられており、映画さながらの迫力あるシーンが楽しめる。また物語の構成も予想外で、最低2回は「エエッ!?」と驚くだろう。
・動きが超リアル
ただ、それだけでは「技術がある、構成上手なオタク」というだけになってしまうが、彼のスゴイところはそこではない。バットマンの構え・パンチを繰り出すモーション・ジョーカーの逃げ方・ジタバタぶり……など、全ての動きがマジで本物そっくりなのだ。
これは1回や2回映像を観ただけで掴めるものではなく、おそらく彼は、繰り返し繰り返し、何度も何度も映画やアニメ、ゲームなどを見まくったに違いない。つまり彼は「技術がある、構成上手な “超” オタク」なのだ!
4分ちょいの動画だが、あっという間に見終わってしまうのでぜひとも最後まで見てほしい。国境を越えた、映画愛・アニメ愛・フィギュア愛がきっと伝わってくるぞ!!
▼「Batman VS Joker Stop motion 蝙蝠俠VS小丑」だ!
▼こちらはドラゴンボールの作品。