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何を食っても美味いのが、北海道は函館である。ふるさとを離れて都会に生きる道産子たちが、かなりの確率で口にする「本当に美味い海幸(うみさち)が当たり前だから、そんじょそこらの美味さじゃ満足できない」という言葉にウソはなかった。

ホテルの朝食回転寿司も美味かったし、庶民派の店で食べた海鮮丼もゲキウマだった。特にウニが美味かった。函館ヤバイ。究極(アルティメット)だ。そんな函館の中でも、究極中の究極、“究極のうに丼” と言っても過言ではないのが……日本唯一の「うに加工会社直営店のうに丼」を出す店、函館市の『うにむらかみ』であろう。

・ウニを愛するウニストたちの最終目的地

なにせ名前からして『うにむらかみ』、揺るぎない “うに感” がダイレクトに伝わってくる。函館の魚市場「朝市」の中に、堂々と構えている店の色味もまた、そこはかとなく “うに” である。究極のウニ世界、ウニを愛するウニストたちの最終目的地、それが『うにむらかみ』なのかもしれない……と勝手な妄想をしながら店内へ。unimurakami2

キレイな店内。そこまで「最高級!」といった雰囲気ではないので入りやすい店であるが、出てくるウニは最高級だ。注文したのは、人気No.1の「無添加生うに丼」。ミョウバン不使用、うに本来の味が楽しめるらしい。ちなみに価格は3500円!unimura8

・ぜいたくすぎることへの罪悪感

激ウマのお通しを食べながら待っている間、ずっと心に渦巻いていたのは「1杯の丼ぶりに3500円………」という罪悪感だ。なんというぜいたく。なんというギルティ(罪)。ぜいたくすぎることをすると、バチが当たるんじゃないかと不安になる。

しかし、いざ目の前に出された「無添加生うに丼」を見て、その不安はふっとんだ! なんと美しい丼だろうか。芸術作品なんじゃないかと思うほど、そのうに丼は究極レベルに美しかった。食べるのがもったいない。バチが当たるかも……と不安になる。unimurakami3

──が! 罪深くも、私は「サーセン!(すみません)」と心のなかで叫びつつ、豪快にバクリと食べてみた。すると……なんと……なんと……ななな、なんと!unimurakami4

スウィーティー……。あまぁ〜い。甘い。そして濃厚、うにの味! もちろん生臭さなんて一切ない。あるわけない! ていうか、このウニ、すっごい味する! 究極に美味い! それでいて、最後に甘い! 自然の甘さ。海のスイーツ、それがウニ! とんでもないモノを食べてしまった感がハンパない! 罪悪感アルティメット!!

結論としては、とにかく美味いという事なのだが、何よりビックリしたのが「スイーツのような味」である。「本当の極上ウニって、こんな味がするのか!」と、カルチャーショックを受けた次第だ。一生に一度くらい、こんなぜいたくをしても良いかもしれない。ウニへの愛が深まると同時に、私の中での「うに」の世界も広がった。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 うにむらかみ』函館店
住所 北海道函館市大手町22-1
時間 (5/18~10/31)8:30~14:30 / 17:00~22:00 (11/1~ 5/17)9:00~14:30 / 17:00~22:00
休日 水曜日

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼この迫力!
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▼お椀はカニの味噌汁!
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▼この看板が目印だ
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▼ラビスタ函館ベイや函館国際ホテルにも近い位置にあるぞ
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