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キター! キター!! ついにキターッ!!!! 日本に “夜食テロ” をもたらしたドラマ『孤独のグルメ』が、海を越えて台湾キャストで制作中! その詳細がついに判明したのだ。

先日、“台湾版” の予告編映像が公開され、2015年5月よりネット配信ドラマとして、お披露目されることが明らかになったのだ。“台湾版” のゴローさんはどんな人? ストーリーは? 食事シーンは? まずは予告編映像「孤独的美食家 第一季 台湾篇で確認してみよう!

・5月より「season1 台湾編」として配信開始

いわゆる “台湾版孤独のグルメ” の正式名称は『孤独的美食家 第一季 台湾篇』という。つまり「孤独のグルメ season1 台湾編」である。台湾メディアによると各話30分の全12話構成。5月よりネット配信ドラマとして、中国動画サイトなどで放送されるそうだ。

・主人公の名前は「ゴローさん」

キャストは台湾や中国など中華圏の役者たち。となると、気になるのは日本では松重豊さんが演じた「ゴローさん」がどんな人物になるかということである!

予告編によると、主人公は「伍郎の店」の店主である「伍郎」。漢字は違うけどゴローはゴロー。こちらのゴローさんも、客から注文を受け、各地に品物を仕入れに行き、仕事の合間に台湾各地でさまざまなグルメと出会うそうだ。

・ゴローさん役には “孫文” を演じつづけるイケメン俳優

それにしてもゴローさん、えらい男前やなぁ……。この “台湾版” でゴローさんを演じるのは、「イケメンおじさま」として知られる台湾の俳優ウィンストン・チャオさん(趙文瑄)、54歳だ。

もしかしたら、彼に見覚えがある人もいるかもしれない。そう! 彼は映画『宋家の三姉妹』やジャッキー・チェン100本目の出演映画『1911』など過去に5回も「近代中国の父・孫文」を演じた俳優なのだ。「孫文と言えばこの人!」というウィンストンさんがあのゴローさんを演じるとあり、中華圏ではギャップ萌えする声が多数見受けられる。

・『孤独のグルメ』の神髄を継承してローカライズ

主人公に台湾男前俳優、食べ物は全部台湾のモノ!! まるで違うドラマになりそうだが、中国メディアの解説によると、

「このドラマには長いセリフも、複雑なストーリーもない。たった一言 “うん、うまい” という言葉から真の幸福が伝わってくるのだ」

とのこと。ああ、日本の『孤独のグルメ』もそんな感じだなぁ……つまり、“台湾版” では、『孤独のグルメ』の神髄を継承したローカライズが目指されているのである。

実際に、予告編でも日本版と同じようにパクパクと食事をするゴローさんが収められているし、これで台湾の食文化が知れるのなら非常に興味深い!

・日本からも視聴可能か

ちなみに、台湾が舞台なので “台湾版孤独のグルメ” と呼ばれることも多いが、出資・製作指揮が中国動画サイト土豆網ら3社で、中国の「派睿莱斯文化伝媒公司」と台湾の「三匠影視公司」の共同制作とのこと。制作には中国が大きく関わっている。

……ということで『孤独的美食家 第一季 台湾篇』は「中国版」と表記されることもあるが、どちらもいわゆる “台湾版孤独のグルメ” のことなのでご安心を! 

現在、Youku、土豆では予告編やロケの様子を視聴することができる。本編も日本から視聴可能と見られているが、実際に配信されるまではわからない。日本でも字幕つきで同時配信をしてほしいなぁ……。台湾グルメに舌鼓を打つゴローさんを是非とも見てみたいぞ!

参照元:Weibo @孤独的美食家Youku新華網今日新聞網(中国語)
執筆:沢井メグ

▼Youku版の予告編(再生されない場合はリロードしてください)

▼こちらは土豆網版(再生されない場合はリロードしてください)

▼ロケの様子。ピンクの服を着た女の子はSNH48のメンバーとのこと

▼ゴローさんの雰囲気が出てますなぁ!!
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▼台湾風情あふれるポスター! ローカライズにかなりこだわりがあるそうだ
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▼孫文演じるウィンストン・チャオ(0:44~)、孫文に激似だと言われている